ワークショップ
「Structure Based Drug Designにおける
インシリコ技術の現状と課題」
日時: |
2008年10月24日(金) 14:00-17:20 |
場所: |
学術総合センター
特別会議室(収容人員約70名) (東京都千代田区一ツ橋2丁目1番2号) |
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医薬品開発費の増大が指摘されるなか、コンピュータを用いた合理的な創薬への期待は高まっています。一方で、コンピュータの処理速度の向上やインシリコ技術の様々な進歩などはみられるものの、未だ開発費の増大を抑えるに至ってはおりません。このような現状において、与えられている状況、課題を整理し、SBDDにおけるインシリコ技術を今後どのように発展させて行くべきか、ということについて講演と議論を行います。
このワークショップでは特に「計算のスコアと実験値との相関が悪い」という問題について重点をおいて取り上げ、その解決を目指して複数の計算化学的手法による結合能の計算値を比較する試みについて紹介します。それ以外にもSBDDにおいて、ご経験と深いご見識をお持ちの方々から、何が計算に求められているかについてお話を伺い今後の発展の方向を議論します。 |
******参加お申込みはこちらまで****** E-mail: watanabe@radix.h.kobe-u.ac.jp (渡邉博文) |
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プログラム |
※なお、講演は日本語で行われます。 |
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14:00-14:35 |
「SBDDのためのFMO法による結合エネルギー評価と相互作用解析」
渡邉博文(神戸大学) |
14:35-15:10 |
「リード最適化に向けた結合親和性予測法(MM-PB/SA法)の評価」
沖本憲明(理化学研究所) |
15:10-15:45 |
「MP-CAFEE法による自由エネルギー計算」
谷田義明(富士通研究所) |
15:45-16:00 |
-休憩- |
16:00-16:30 |
「X線構造をin silico創薬に上手に活用するには」
平山令明(東海大学) |
16:30-17:00 |
「創薬の現場からin silico 技術への期待」
多田幸雄(大鵬薬品) |
17:00-17:20 |
総合討論
テーマ:SBDDにおいて何が計算に求められているか |