***第218回CBI学会研究講演会***

「生体高分子情報計算」


 近年、生体関連の高分子、蛋白質や核酸を始めとする生体高分子の大規模な計算が急速に発展をしてきました。先駆けとなったのは、核酸配列データベースを用いた遺伝子解析や蛋白質立体構造予測、更に分子動力学計算ですが、それに加え、最近は電子状態計算も行われるようになってきました。生体高分子の電子状態計算が即、応用に結び付くわけではありませんが、電子状態計算からは分子の種々の物性、すなわち生体内での相互作用や構造、機能など、生命現象に関わる多くの性質が導き出せるものと期待されており、そこからは創薬への応用にも繋がっていくものと考えます。
 今回、(独)産業技術総合研究所、生命情報科学研究センター (東京、お台場) をお借りして、生体高分子情報計算を巡る話題の講演会を企画しました。 講師としては、大きな蛋白質の電子状態を Mozyme で計算された桜井先生、水溶液という場での生体高分子の計算をおこなっていく上で無くてはならない溶媒効果を DFT 計算に採り入れられた守橋先生、蛋白質の第一原理計算を ABINIT-MP で行われている中野先生をお願いしておりますが、さらに生命情報科学研究センターから、蛋白質の立体構造・機能の分類の成果について長野先生にご講演を願う予定です。
 なお、生命情報科学研究センターのまとまった見学時間は予定しておりませんが、当日講演会に参加されている方は随時、見学が可能ということですので、御興味のある方はこの機会をご利用下さい。

日時: 2002年5月20日(月)13:30−18:00

場所: (独)産業技術総合研究所、生命情報科学研究センター会議室
東京都江東区青海 2-46-1 Tel.03-3599-8080 (地図: http://www.cbrc.jp/cbrc/intro/access.html)

世話人:上林 正巳(産業技術総合研究所)  

演題:

1. 13:30-14:20
「TIMバレル型糖加水分酵素スーパーファミリーの構造と機能」
長野 希美(((独)産業技術総合研究所、生命情報科学研究センター )

2. 14:20-15:10
「 Mozyme 計算の蛋白質科学への応用」
桜井 実 (東京工業大学生命理工研究科生物プロセス)

休憩 15:10-15:30

3. 15:30-16:20
「 溶媒効果を採り入れた DFT計算プログラム開発」
守橋 健二 (筑波大学化学系)

4. 16:20-17:10
「蛋白質の第一原理電子状態計算: ABINIT-MP プログラム開発」
中野 達也 (国立医薬品食品衛生研究所化学物質情報部)

講演会参加資格:
CBI学会個人会員、法人会員の方、非営利研究機関研究者の方はどなたでも参加できますが、資料の量が多い場合は500円ないし1000円程度の資料代を頂く場合もありますので念のためご用意下さい。法人会員以外の法人からの参加希望者は一人3000円の参加費が必要です。出席を希望される方は事前に必ず事務局に連絡して御参加ください。

連絡先:
CBI学会事務局 セミナー受付 〒158-0097
東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
TEL:03-5491-5423  FAX:03-5491-5462  
E-mail: seminar@cbi.or.jp