開催趣旨:近年、並列コンピュータの普及と低コストな理論手法の開発により、タンパク質やDNAといった生体高分子の機能解明における分子シミュレーションの役割が益々大きくなっています。 とりわけ2013年度のノーベル化学賞がカープラス、レビット、ウォーシェルの3氏に授与されたことで、古典力学と量子力学を融合した「QM/MM法」に対する注目が集まっています。 QM/MM法の発展によって、今では酵素反応を始めとする生体高分子の精密な化学反応シミュレーションが可能となり、また、生体内分子にとって重要な「動的挙動」の解明に向けた試みもQM/MMあるいは QM-MD法を用いて行われています。今回の講演会は、QM/MM法およびQM-MD法研究の第一線で世界をリードされている先生方をお招きして、研究開発の現状と今後の展望について御講演いただき、 活発な議論の場としたいと考えています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日時: 2014年7月29日(火)13:20-17:40 場所: 東京大学山上会館大会議室
(東京都文京区本郷 7-3-1)世話人: 福澤 薫(日本大学)、望月祐志(立教大学)
プログラム
1.13:20-13:30
2.13:30-14:30
開会挨拶
「複合化学反応シミュレーションに向けて~第一原理シミュレーションから分子技術へ」
長岡 正隆(名古屋大学) <休憩>14:30-14:45 3.14:45-15:15
「FMO(-MD)法による分子の水和」
古明地 勇人(産業技術総合研究所) 4.15:15-15:45
「QM/MM 分子動力学法における境界問題」
志賀 基之(日本原子力研究開発機構) <休憩>15:45-16:00 5.16:00-17:20
「複雑分子系のシミュレーション~生体分子への応用とその周辺」
諸熊 奎治(京都大学福井謙一記念研究センター) 6.17:20-17:40
総合討論
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員 無料 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000 終了しましたお問い合わせ◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
TEL:045-924-5654 FAX:045-924-5684