***第400回CBI学会講演会のお知らせ***

「ポストガイドライン時代における薬物相互作用(DDI)解析への取り組み」


開催趣旨:
   2018年7月、「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」および付随するQ&Aが課長通知として発出された。以前に発出された最終版との最も大きな相違点は、今回発出されたものにおいては、特にFDAドラフトガイダンスで公表されている内容と調和を図ることに最大の焦点がおかれ、一部の評価法や閾値の変更が行われた。2018年6月のICHでは、ICH M12として薬物相互作用の評価に関する話題がテーマ採択され、今後ますます国際調和が加速することが期待される。
   このような動向をみていると、一見、薬物相互作用の予測は国際的にも確立したものと思われがちである。しかしながらガイドラインは、あくまで現時点でのエビデンスに基づき、最善の規制側の判断を支援するものとして構築されており、薬物相互作用(DDI)の精緻な定量的リスク予測のためには、まだまだ解決すべき課題が山積しているのが現状である。
   本講演会においては、その課題の中から、特に重要と思われる3つのトピック(代謝酵素・トランスポーターの寄与率評価/PBPKモデル vs. 簡易モデル/内在性バイオマーカーの活用)について、それぞれの領域をご専門とされる先生方を集め、これまでのオーバービューと最新の研究状況、今後の課題について、まさに「膝を突き合わせて本音トーク」する場を設けた。未だ確立していない話題を扱うことから、是非、産官学の研究者にご参集いただき、会場も巻き込んだ議論を展開することで、DDI評価の新たなサイエンスを生み出すきっかけづくりとしたい。
 
  
日時 2018年12月19日(水)10:30‐17:40
場所 東京大学山上会館2階 大会議室(東京都文京区本郷7-3-1)
世話人 杉山 雄一(理化学研究所杉山特別研究室)、前田 和哉(東京大学大学院薬学系研究科)、樋坂 章博(千葉大学大学院薬学研究院)

プログラム

  1. 10:30‐10:40
    本講演会の狙い、形式について
    前田 和哉(東京大学大学院薬学系研究科)
  2. <Topic 1: 代謝酵素・トランスポーターの寄与率の予測>

  3. 10:40‐11:10
    「CYPを介するDDIにおけるfmおよびKi値の推定法」
    前田 和哉(東京大学大学院薬学系研究科)
  4.   
  5. 11:10‐11:40
    「トランスポーターを介するDDIにおけるftransporter および Ki 値の推定法」
    杉山 雄一(理化学研究所杉山特別研究室)

  6. 11:40‐12:10
    「ガイドライン作成に関わって -ガイドラインでできたこと・できなかったこと-」
    樋坂 章博(千葉大学大学院薬学研究院)

  7. <12:10-13:10 休憩>

  8. 13:10‐13:30
    ミニラウンドテーブルディスカッション1
    「DDI予測において代謝酵素・トランスポーターの寄与率を予測することの重要性」
    杉山 雄一(理化学研究所杉山特別研究室)、前田 和哉(東京大学大学院薬学系研究科)、 樋坂 章博(千葉大学大学院薬学研究院)
  9. <Topic 2: PBPKモデル vs. 簡易モデル>

  10. 13:30‐14:00
    「酵素誘導の簡易モデルによる予測」
    加藤 基浩(中外製薬株式会社)

  11. 14:00‐14:30
    「代謝酵素およびトランスポーターの誘導・阻害を考慮したPBPKモデル~リファンピシンを題材に~」
    浅海 竜太(小野薬品工業株式会社)
    [参考資料]
    Asaumi R, et al.,"Comprehensive PBPK Model of Rifampicin for Quantitative Prediction of Complex Drug-Drug Interactions: CYP3A/2C9 Induction and OATP Inhibition Effects" CPT Pharmacometrics Syst. Pharmacol. (2018) 7, 186–196

  12. 14:30‐15:00
    「DDI評価におけるPBPKモデルの活用と課題」
    奥平 典子(第一三共株式会社)

  13. 15:00‐15:20
    ミニラウンドテーブルディスカッション2
    「PBPKモデル vs. 簡易モデル活用のPros & Cons」
    加藤 基浩(中外製薬株式会社)、樋坂 章博(千葉大学大学院薬学研究院)、浅海 竜太(小野薬品工業株式会社)、奥平 典子(第一三共株式会社)

  14. <15:20‐15:40 休憩>

    <Topic 3: 内在性バイオマーカーに基づくDDIリスク予測>

  15. 15:40‐15:55
    「イントロダクション」
    杉山 雄一(理化学研究所杉山特別研究室)

  16. 15:55‐16:25
    「臨床ステージで行う内在性バイオマーカーに基づくDDIリスク評価 ~腎トランスポーターを中心に~ 」
    楠原 洋之(東京大学大学院薬学系研究科)

  17. 16:25‐16:55
    「臨床ステージで行う内在性バイオマーカーに基づくDDIリスク評価 ~肝トランスポーターを中心に~」
    吉門 崇(横浜薬科大学薬学部)

  18. 16:55‐17:40
    ミニラウンドテーブルディスカッション3
    「内在性バイオマーカーに基づくDDIリスク予測の展望と課題」
    杉山 雄一(理化学研究所杉山特別研究室)、楠原 洋之(東京大学大学院薬学系研究科)、 吉門 崇(横浜薬科大学薬学部)

  19. 18:00‐20:00
    懇親会 (場所:東京大学場所:山上会館1階レストラン 参加費:\5,000)

講演会参加費
(種別) (料金)
法人会員 無料
一般 個人会員 無料
非会員(一般) \10,000
学生 学生会員 無料
非会員(学生) \1,000

キャンセルの場合、12月12日までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費、懇親会参加費、いずれもキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。

参加申込み
>>CBI学会会員管理および講演会登録ページ

講演会、懇親会共に12月12日まで受け付ける予定ですが、定員に達した場合は、予告なく受付を締め切ります。
お問い合わせ
◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
  
   TEL:03-6890-1087