<チュートリアル>
「安全性(毒性)評価支援システム」勉強会
★CBI学会2015年大会への参加登録が必要です。日時:2015年10月26日(月)12:45-17:00
場所:タワーホール船堀 研修室開催趣旨:現在、化合物に関係する殆ど総ての分野で「安全性(毒性)評価」の重要性が高まっている。創薬における毒性や副作用、一般化合物におけるREACH等で代表される化合物規制、環境分野における環境毒性、実験動物に代わるバーチャル実験としての適用。このように様々な研究分野で、安全性評価の重要性が増大している。 「安全性(毒性)評価」自体は、安全性(毒性)の特徴から、実データ主義が取られていたが、時代の進展とともにインシリコによる化合物安全性評価を積極的に採用するという流れが定着しつつある。これに従い、現実的に「安全性(毒性)評価支援システム」を利用する事が必要となりつつある。 現在、比較的多数の「安全性(毒性)評価支援システム」が大学、研究機関、ソフト関連企業等で開発されている。日本でも、最新の「安全性(毒性)評価支援システム」が販売/展開されている。これらのシステムを充分に活用し、その力を充分に発揮できるようにするにはシステムの内容を充分に理解する事が必要であるが、そのような事を学ぶ機会が殆ど無い。 今回は、日本で販売されている多くの商用システムの方々や企業のご協力を得て、日本で展開されている殆どの「安全性(毒性)評価支援システム」のご講演をいただけることになった。様々なシステムを一堂に会して、勉強できる貴重な機会を生かし、安全性評価のなんたるかを学んでほしい。
プログラム:
要旨:
- 12:45-13:00 挨拶および安全性評価システムの概要:湯田浩太郎
- 13:00-13:30 ADMEWORKS:
株式会社富士通九州システムズ、古賀裕美- 13:30-14:00 Derek Nexus:
CTCライフサイエンス株式会社- 14:00-14:30 Leadscope:
CTCライフサイエンス株式会社- 14:30-15:00 CASE:構造活性相関による毒性予測ソフトウェアCASE Ultra
インフォコム株式会社
<15:00-15:20 休憩>- 15:20-15:50 Percepta:より効率的な意思決定のためのインシリコ物性・ADME・毒性 予測を備えた自社ポータルサイトの構築
富士通株式会社、古田一匡- 15:50-16:30 SYMMETRY:創薬研究・医薬品開発のための包括的支援システム
株式会社菱化システム、狩野敦- 16:30-17:00 討論および名刺交換会
SYMMETRY
Prous Institute社製SYMMETRYは、医薬品開発過程における意思決定を包括的に支援するシステムです。SYMMETRYは、低分子化合物の作用機序、治療の適応症、毒性、副作用、ADMEなどの予測モデルを提供します。グローバル作用機序予測モデルでは本来の標的であるオン・ターゲットに加えてオフ・ターゲットの予測も可能であり、探索段階での潜在的な安全性評価や市販後の副作用評価等にも活用することができます。SYMMETRYの安全性予測機能とその応用事例について紹介します。CASE Ultra:
米国MultiCASE社のCASE Ultraは化合物の2次元構造情報から各種毒性を予測することで医薬品候補化合物のスクリーニングを強力に支援します。各種予測には化合物のBiophore(毒性を有する部分構造)をベースとした独自の構造活性相関モデルを使います。また米国FDA(CDER)との共同開発による製品であり、FDAの毒性データを利用することが可能です。ICHM7中で必要とされているコンピュータによる毒性評価の用途としてもご利用いただけます。参加費:
CBI学会2015年大会への参加登録が必要です。連絡先:CBI学会2015年大会事務局