若手の会
 
21世紀若手研究者のサーバイバル術を伝授!”


開催趣旨

21世紀は人類にとって大きな変革の世紀となるであろう。例えば、ヒトゲノム解析終了後の生命科学とバイオテクノロジーの変革は、医療や創薬といった分野ばかりでなく、工学から社会、経済までも変えつつある。わが国がこの変革の大波を乗り越えて生き延びていけるか否かは、科学技術の荷い手である有能な若手研究者の数に依存している。残念ながら、我が国の旧来の教育・研究システムの枠の中では、この変革に対応できる若手研究者を組織的に育成することは不可能である。事実、115日付けの日経新聞の紙面で、日本の潜在競争力は世界16位であると報道された。現在、大学院の重点化やポスドク1万人計画などにより生命科学を担う若手研究者の数は著しく増加しているが、旧来の教育・研究方法を踏襲していたのでは、新しい産業を作り発展させうる人材の輩出が望めないどころか、むしろ高学歴失業者の増産につながるという危険性さえはらんでいる。今こそわが国の産業のニーズにあった人材の育成が急務である。

CBI学会若手シンポジウムは、CBI学会のこうした危機意識から企画された。この会では若手研究者がこの変革を乗り越え生き残るためには何をしなければならないかについて、産学官の方面から多面的に議論することを目的としている。また、この若手シンポジウムが学生や若手研究者にとって、産業界との新鮮な接点となることを心より期待する。

 

日時 2001724日(火) 1330分〜20

場所: こまばエミナース富士の間−
      
東京都目黒区大橋2-19-5
         Tel : 03-3485-1411(代表) Fax : 03-3467-5791
         URL : http://www.komaba-eminence.com/

参加費: 無料  →参加登録フォーム(受付は終了いたしました)

(翌日開催の大会の学生の事前登録費は2,000円ですので、713日までに是非お申し込みください)

 

講演会 30分講演、5分質問)

13:30−13:40 挨拶 CBI学会会長
13:40−14:15

石川 智久 先生(東工大 生命理工学 教授)
    ゲノム創薬時代の戦略と人材育成

14:15−14:50 清水 勇 先生(東工大 フロンテイア創造センター教授)
    日本の国立大学における技術移転事業の問題点と解決法
14:50−15:25 河合 隆利 先生(エーザイ潟Vーズ研究所 主幹研究員)
15:25−15:35 休憩
15:35−16:10 田島 秀二 先生(プレシジョン・システム・サイエンス社 社長)
16:10−16:45

増田 優 先生(経済産業省 製造産業局 局次長)
「知の世界」の拡大と若手プロフェショナル(知的職業人)への期待―研究者・教育者・技術者とは何か??そして日本の工学は生き残れるか???―

16:50−17:50

パネルディスカッション  司会: 養王田 正文(東京農工大)
パネラー(敬称略):石川 智久,清水 勇,河合 隆利,田島 秀二,増田 優,富田 悟志,神沼 二真

18:00−20:00 自由討論with Beer

                         

若手の会ポスターのダウンロード(pdfファイル): A3版 A4版