*** 第166回 CBI研究講演会 ***

「研究を支援する情報と計算基盤」


今日、創薬研究や化学物質のための強力な基盤技術として、コンピュータは欠かせないものとなっています。分子計算や配列解析などのアルゴリズムの進展もさることながら、データベースやネットワーク、グラフィックスなどの技術は急速に革新してきました。とくに、WWWが出現してから爆発的に発展したインターネットは、「研究支援システム」のこれまでのイメージを大きく変えようとしています。
この分科会は、インターネットを基盤として研究支援システムをどう構築するかを具体的に探ります。とくに医薬品開発や化学物質の安全性研究のための Computation al Pharmacology and Toxicology Workbench を具体的に構想し、その成果をCBInet などCBI研究会独自のリソースに反映させて行きたいと思っております。比較的広範囲な生命科学用語辞書や生物研究資源情報から、生命分子データ、HSPデータベース、受容体データベース、およびデータベース作りの多くの事例を持つJSTの情報計算環境についての話題を盛り込みました。多数の皆様の御参加と討論を募ります。

日時: 1997年12月22日(月) 10:00 ~ 19:00

場所: 科学技術振興事業団東京本部(サイエンスプラザ) 地下1階ホール
東京都千代田区四番町5-3
(営団地下鉄有楽町線「麹町駅」下車徒歩約5分、またはJR「市ヶ谷駅」徒歩約10分)

世話人:上林正巳(生命工学工業技術研究所)、志村和樹(科学技術振興事業団)、中田琴子(国立医薬品食品衛生研究所)

演題:
1. 10:00~10:40
「受容体データベース」
講師: 中田琴子(国立医薬品食品衛生研究所)

2. 10:40~11:20
「JSTの情報科学・計算科学環境」
講師: 志村和樹(科学技術振興事業団)

3.11:20~12:00
「HSPデータベースとシャペロンについて」
講師: 岩橋 均(工業技術院生命工学工業技術研究所)

12:00~13:30  休憩

4.13:30~14:30
「生命分子(核酸、タンパク質)データのWWW上による提供」
講師: 皿井明倫(理化学研究所ライフサイエンス筑波研究センター)

5.14:30~15:30
「インターネット上の生命科学用語辞書」
講師: 金子周司(京都大学)

15:30~15:45  休憩

6.15:45~16:45
「生物研究資源情報」
講師: 菅原秀明(国立遺伝学研究所)

16:45~17:15  総合討論

17:15~19:00  懇親会

講演会終了後に情報交換を兼ねた飲み物だけの懇親会を予定しています。無料ですので奮ってご参加ください。


講演会参加資格:CBI 研究会個人会員・法人会員の方、非営利研究機関の 研究者の方は、どなたでも参加できます。法人会員以外の法人か らの参加希望者で資料が必要な方は2000円をご用意願います。事前に必ず事務局に連絡して御参加ください。

連絡先: CBI研究会事務局
〒158 東京都世田谷区用賀4-3-16 イイダビル301
Tel. 03-5491-5423 Fax. 03-5491-5462
E-mail: cbistaff
@cbi.or.jp