(共催 Molecular Simulations Inc.) 昨年より、最先端の研究をしている海外の研究者を招聘した講演会を企画することが懸案となっていたが、今回それを実現することができました。この会の目的はrational drug designの最先端を知ることであります。まず、Underwood博士には、メルク社でのリード化合物の探索の新しい方法とレセプターモデリングについて、Parge博士にアグロン社におけるタンパク質のX線結晶解析とそれに基く医薬開発の実際例を紹介してもらいます。その後、板井博士からコンピュータを用いた医薬分子設計の最近の状況と今後の展望について話していただきます。最後に、欧米のこの分野の動向について、とくにコンビナトリアルケミストリーやHTS(High Throughput Screening)についてKahn博士に話していただきます。質疑応答の時間も充分とっていますので、多くの方が参加され活発な議論がなされることを期待しております。
日時: 1998年05月18日(月)
世話人:八尾 徹(三菱化学)、多田幸雄(大鵬薬品)、川上善之(エーザイ)
演題:
1.10:30-11:50
「Lead Discovery & Development in the Pharmaceutical Industry」
講師: Dr. D. Underwood (Merck Research Lab.)2.13:00-14:20
「Human Calcianeurin at 21Åresolution: Insights into Regulation and Drug Design」
講師: Dr. H. Parge (Agouron Pharmaceuticals. Inc.)3.14:30-15:50
「論理的医薬分子設計の未来」
講師: 板井昭子(分子設計研究所)(MSI)休憩
4. 16:00-17:20
「Recent Movements on the Drug Design in USA and Europe」
講師: Dr. S. Kahn (Molecular Simulations Inc.)講演会終了後に情報交換を兼ねた飲み物だけの懇親会を予定しています。無料ですので奮ってご参加ください。
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