現在種々の分子設計支援のためのソフトウェアが使われている。 CBI研究会の黎明期には多くのそうしたソフトウェアはFORTRANで書かれ、ソースコードも公開されていた。従って、私たちはそのソフトウェアのアルゴリズムを解析することができたし、実力があれば自分の問題に応じた変更を行なうこともできた。また時には、先進グループによるエレガントなコーディングに芸術的なセンスの輝きさえ、感じることができた。しかし、近年ソフトウェアの一般化と商品化が急速に進む中で、ソフトウェアのブラックボックス化が加速されて来た。それは一方でコンピュータの性能の飛躍的発展と相俟って、私たちを一切の煩わしさから開放したように見えるが、他方では私たちのイマジネーションに少なからず重りを付けて来たように思える。ソフトウェアの機能の範囲の中に、問題を無理に当てはめようとしている自分に気が付くことがないだろうか。そして、そうしたことはこの種の仕事につきまとう不可避的なことと考えたことはないだろか。今回の研究会では、このような問題を解決する上で重要な一つの提案を取り上げる。
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http://www.rsi.co.jp/kagaku/cs/CCG_Home/ccg_home.html
日時: 1998年06月19日(金) 13:30 ~ 16:10
場所:化学会館 6F 大会議室
東京都千代田区神田駿河台1-5 (JRお茶の水駅下車、徒歩4分)世話人:平山令明(東海大学開発工学部)
演題:
1.13:30~14:10
「統合計算化学システムMOEの概要」
講師: 後藤 純一 ((株)菱化システム)2.14:10~14:50
「Scientific Vector Language」
講師: Paul Labute (Chemical Computing Group Inc.)3.15:00~15:40
「Non-Enumerative Combinatorial Library Design」
講師: Paul Labute (Chemical Computing Group Inc.)4. 15:40 - 16:10
「Binary QSAR」
講師: Paul Labute (Chemical Computing Group Inc.)講演会終了後に情報交換を兼ねた飲み物だけの懇親会を予定しています。無料ですので奮ってご参加ください。
連絡先: CBI研究会事務局
〒158 東京都世田谷区用賀4-3-16 イイダビル301
Tel. 03-5491-5423
Fax. 03-5491-5462
E-mail: cbistaff
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