御存知のように、昨年多細胞生物のトップを切って線虫の全ゲノム配列が決定されました(Science 1998 December 11; 282: 2011-2046)。ヒトのゲノム解析も2003年以前に実現すると予想されています。こうした動きとチップ技術の進歩で、いよいよ医学としては第175回の講演会で大野典也教授が言われた「遺伝子指向医療」に、また治療に関してはPharmacogenomics、あるいは「患者毎の薬物療法」の時代の幕が開きつつあります。 CBIは本年も引き続き、激動期にどのような研究戦略を展開すべきかを具体的に追求したいと考えています。今回は、ポストゲノム解析で重要な高次生体分子記述システム、チップ技術の可能性などに焦点を当てた話をお願いしました。ふるってご参加下さい。
日時: 1999年03月16日(火)13:30-17:30
場所: 帝人株式会社 生物医学総合研究所ホール
日野市旭が丘4-3-2 (JR中央線豊田駅よりバスで7分、平山工業団地下車)
TEL.042-586-8228(上村みどり)世話人:加藤喜規(帝人(株)) 、堀内 正(第一製薬(株))
演題:
1.13:30~14:40
「生体内代謝データベース」
朝永 惇(呉羽化学工業(株)生物医学研究所)2.14:40~15:50
「ニューテクノロジーと研究戦略」
藤田芳司(日本グラクソ(株)研究本部長)3.16:00~17:10
「ゲノム科学から創薬へ」
増保安彦((株)ヘリックス研究所 所長)講演会終了後、法人賛助組合総会および懇親会を開催します。
連絡先: CBI研究会事務局
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