各種のゲノム解析計画の急展開で、その成果をどう生かすかが現実的な問題として浮上してきている。医薬品開発の立場からは、各種の遺伝子の発現と生成されたタンパク質の働きの解明であり、DNAチップやプロテオームへの関心が高まっているが、こうした実験的手法と対を成すのが、生体反応の基礎となる細胞内の生体分子の相互作用であり、欧米の製薬企業では、その整備は焦眉の急と考えられている。今回は、代謝、信号伝達、転写などに関する相互作用の記述法について、最新の状況を紹介する。
(各講師が開発されているデータベ-スは全てWWWを介して公開されています。各サイトのURLを付記しましたので、講演前にご参照頂けましたら幸いです。)
日時: 1999年4月16日(金) 13:15-17:35
場所: 科学技術振興事業団東京本部 (サイエンスプラザ)地下1階ホール
(営団地下鉄有楽町線「麹町駅」下車、徒歩約5分、またはJR「市ヶ谷駅」徒歩約10分)
東京都千代田区四番町5-3 (地図は http://www.jst.go.jp/Intro/ichigaya.html を参照)世話人:神沼二眞、高井貴子 (国立医薬品食品衛生研究所)
演題:
1. 13:15-14:15
"KEGG virtual cells for analysis of biochemical pathways"
金久 實 (京都大学化学研究所)
http://www.genome.ad.jp/kegg/2. 14:15-15:15
"Signaling pathways finding system for estimating biological effects in human cells"
高井貴子 (国立医薬品食品研究所)
http://geo.nihs.go.jp/csndb.html3. 15:35-16:35
"Methods for Predicting Targets of Transcription Factors"
皿井明倫 (理化学研究所)
http://www.rtc.riken.go.jp/4. 16:35-17:35
"Control of Genomic Information: Bridging Sequence Data and Medical Phenomena"
Edgar Wingender (GBF (ドイツ国立バイオテクノロジー研究所))
http://transfac.gbf-braunschweig.de/
連絡先: CBI研究会事務局
〒158 東京都世田谷区用賀4-3-16 イイダビル301
Tel. 03-5491-5423
Fax. 03-5491-5462
E-mail: cbistaff
@cbi.or.jp