*** 第149回 CBI研究講演会 ***

「DNAチップの診療への応用」

遺伝子あるいはその断片であるDNAの鎖を高密度に基盤上に配列したDNAチップ (マイクロアレー)は、ゲノムワイドな遺伝子発現のプロファイルをしらべる 新しい手段として、脚光を浴びている。しかし、まだ信頼性のあるデータをう るのが難しい、データの解釈が難しい、高価、などの障害があり、利用は一部 の基礎研究者に偏っている。しかし、米国などではすでに臨床への応用が始 まっており、それは急速に広がろうとしている。この研究講演会ではとくにこ の技術になじみのない臨床家や臨床研究者も対象として、この可能性に満ちた 技術を理解し、自分たちがどう関わったらよいかについて具体的に考えてみる 機会を提供することを狙いとしている。


日時:
2000年07月03日 (月) 13:00-17:00
場所:
東京医科歯科大学 歯学部特別講堂
東京都文京区湯島1-5-45 TEL.03-5803-5839
世話人:
内田和彦(筑波大学)、一石英一郎(京都府立医科大学)、田中 博(東京医科歯科大学 難治疾患研究所)
演題:
1.13:15-14:15
「マイクロアレイの医療・創薬応用:ファンタジーからリアリティへ」
講師: 辻本豪三(国立小児病院・小児医療研究センター 小児薬理研究部)
2.14:15-15:15
「マイクロチップ・ナノチップテクノロジーによる次世代DNA解析技術開発の最前線」
講師: 馬場嘉信(徳島大学薬学部薬品物理化学教室・科学技術振興事業団CREST)
3. 15:30-16:15
「医療応用を目指したcSNPデータベースの構築」
講師: 斉藤俊行(放射線医学総合研究所 第2研究グループ)
4. 16:15-17:00
「アレイデータと遺伝子情報の活用-バイオインフォマティクス・ソルーションの実際」
講師: 木村暢宏(CTCラボラトリーシステムズ株式会社)
5. 17:00-17:30
「DNAチップと数理情報処理の動向」
講師: 張慶偉、田中博(東京医科歯科大学難治疾患研究所生命情報)
講演会参加資格:
CBI学会個人会員、法人会員の方、非営利研究機関研究者の方はどなたでも参 加できますが、資料の量が多い場合は500円ないし 1000円程度の資料代を頂く場 合もありますので念のためご用意下さい。 法人会員以外の法人からの参加希望者 は一人 3000円の参加費が必要です。出席を希望される方は事前に必ず事務局に連 絡して御参加ください。
連絡先:
CBI学会事務局
〒158-0097 東京都世田谷区用賀4-3-16 イイダビル301号室
Tel:03-5491-5423
Fax:03-5491-5462
E-mail: cbistaff@cbi.or.jp