*** 第203回 CBI研究講演会 ***
「創薬と医療における機能ゲノム科学の戦略 」
ヒトゲノムプロジェクトとセレラジェノミクス社による「ヒト遺伝子総数は4
万たらずである」との発表は、ヒトという複雑な生命体を理解する上でさらな
る難題を課してきたかのようにも思われる。遺伝子の病態特異的な発現プロ
ファイルや部位特異的発現プロファイル、さらにはその産物であるタンパク質
の発現プロファイルと翻訳後修飾のモニタリングがゲノム情報の医療、創薬へ
の応用には欠かせないキーテクノロジーであることはまちがいない。ゲノムワ
イドな遺伝子発現プロファイルとSNPを調べる手法であるマイクロアレイ、D
NAチップ、タンパク質機能を探るためのタンパクチップは基礎研究のステー
ジから次第にガンの診断創薬ターゲットの探索へとより実用的なステージへ移
り始めている。本講演会は、創薬と医療における機能ゲノム科学の戦略に関す
る情報交換をするとともに、膨大な量の遺伝子データからいかなる情報処理で
生命体のシステム解明にアプローチしていくかを具体的に考える機会にした
い。
- 日時:
- 2001年03月06日(火)11:00-18:00
- 場所:
- 筑波国際会議場(エポカル筑波) 2階 中ホール
茨城県つくば市竹園二丁目20番3号, Tel.0298-61-0001, Fax.0298-61-1209
車でお越しの方には、無料駐車券を発行いたします。
- 世話人:
- 内田和彦(筑波大学 基礎医学系、基盤C研究代表者)、河合隆利(エーザイ(株)シーズ研究所)
- 演者:
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- 機能ゲノム科学の戦略
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- 1. 11:00-12:00
- 「ゲノム創薬ー新技術と情報科学の統合」
藤田 芳司(グラクソ・スミスクライン株式会社)
- 昼食
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- ゲノムデータ解析と遺伝子ネットワーク
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- 2. 13:15-14:00
- 「 」
矢田 哲士(東京大学 医科学研究所 ヒトゲノム解析センター)
- 3. 14:00-14:45
- 「出芽酵母転写因子破壊株からの遺伝子発現プロファイル」
内藤 正規(山之内製薬株式会社 分子医学研究所)
- 4. 14:45-15:30
- 「 」
岡本 正宏(九州大学 大学院農学研究院)
- 休憩
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- 創薬と医療におけるゲノム戦略 座長:永島廉平(中外製薬株式会社)
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- 5. 15:15-16:00
- 「 」
油谷 浩幸(東京大学 先端科学技術研究センター)
- 6. 16:00-16:45
- 「ゲノム創薬科学と薬理ゲノミクス」
田中 利夫(三重大学 医学部)
- 7. 16:45-17:30
- 「ラット標準遺伝子ライブラリーDNAチップを用いた病態関連発現遺伝子の解析」
辻本 豪三(国立小児病院・小児医療研究センター 小児薬理研究部)
- 講演会参加資格:
- 本会は科学研究費による一般公開の講演会ですので、どなたでも無料で参加になれます。
出席を希望される方は事前にCBI学会事務局にご連絡ください。
- 連絡先:
- CBI学会事務局
〒158-0097 東京都世田谷区用賀4-3-16 イイダビル301号室
Tel:03-5491-5423
Fax:03-5491-5462
E-mail: cbistaff@cbi.or.jp