ゲノムの概要がほぼつかめる状況になり、いよいよその結果 を具体的に使った創薬が始まろうとしている。種々の方法論が 開発される中、厳密な構造解析に基づいたオーソドックスなSBDD に対する考え方は様々である。一方に過剰な期待があり、他方に 懐疑的な意見も少なくない。この研究会では、急展開するポストゲ ノム創薬の中で、SBDDはどのように生かされていくべきか、またど のような問題が現在あり、それをどのように解決すれば創薬に更に 貢献出来るか、について考えてみたい。今回は特に、核磁気共鳴 およびX線解析に話題を絞り、各講演者から最新の状況を伺うと 共に、それに基づいた議論をしてみたい。
日時: 2001年05月25日(金)13:00-18:00
場所: 日本化学会 化学会館501号室世話人:平山令明(東海大学)
演題:
1. 13:00-13:20
講演会に先立って
平山令明(東海大学)2. 13:20-14:00
「溶液および固体NMRで見えるもの」
岩下 孝((財)サントリー生物有機科学研究所)3. 14:00-14:40
「2010年のSBDD」
伊藤 晋(中外製薬株式会社 富士御殿場研究所)休憩 14:40-15:20
4. 15:20-16:00
「生体高分子構造解析を能率アップするためのソフトウェアパッケージについて」(仮題)
David Edwards (Molecular Simulations Inc.)5. 16:00-16:30
「NMRによる生体高分子解析を支援するソフトウェア」
Carol Gorst (Molecular Simulations Inc.)6. 16:00-16:40
「ポストゲノム時代の創薬」
松崎尹雄(三菱化学株式会社 横浜総合研究所)討論 16:40-17:00
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