HTS (High Throughput Screening) より得られたヒット化合物の情報が実際のリード化合物の創製に繋がらないことが多い。そこには、旨くデザインされた化合物ライブラリーとより正確な活性情報が得られるHTSなどの様々な工夫が必要であり、本講演会では、この点に関して世の中で行なわれている工夫を例に挙げながら、どうすれば論理的なHTSが実現できると考えられるかについて中川氏(住友製薬)に話して頂きます。次いで、湯田氏(富士通)から、薬理活性と ADMETを同時にスクリーニングするインテグレーティドインシリコスクーリーニングについて話して頂き、最後に遺伝アルゴリズムを用いて全く新規な薬物構造を創出すると同時に、その構造の評価に CoMFAなどの構造活性相関モデルを利用する手法について船津先生(豊橋技科大)に話して頂きます。また講演会の後、簡単な懇親会もありますのでご参加下さい。
日時:2003年2月19日(月)13:30−17:30
場所:日本化学会 化学会館7Fホール
東京都千代田区神田駿河台1-5 (JRお茶の水駅下車、徒歩4分)世話人:広野修一(北里大学薬学部)、多田幸雄(大鵬薬品)
演題
1. 13:30−13:40 はじめに
2. 13:40−14:40
「論理的なHTSをめざして」
中川博之 (住友製薬株式会社 ゲノム科学研究所)3. 14:40−15:40
「薬理活性、ADMETを同時にスクリーニングするインテグレーティド高速/仮想インシリコスクーリーニング;
薬理活性スクリーニング、およびMedScreenによるNTP:RAT/MALE発癌性予測」
湯田浩太郎 (富士通株式会社 ライフサイエンス事業部)4. 16:00−17:00
「CoMFA Field-Guided Molecular Construction 」
船津公人 (豊橋技術科学大学・知識情報工学系)5. 17:00−17:30
「フリーディスカッション」
講演会参加費: (本年10月より変更になりました)
CBI学会個人会員、法人会員の方は無料。非営利研究機関からの参加者は資料代を含め一人1000円、法人会員以外の法人からの参加者は資料代を含め5000円の参加費が必要です。
出席を希望される方は事前に必ず事務局に連絡してください。
連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
TEL:03-5491-5423 FAX:03-5491-5462 E-mail:seminar@cbi.or.jp