***第230回CBI学会研究講演会のお知らせ***

「化合物データとその利用:
ADMEを考慮したリードジェネレーションへの応用」


医薬品の研究開発において、初期のリード探索の段階から化合物のADMEを中心とした性質を考慮し、後の展開が容易であるような、より有望なリードを選択しようと試みられるようになってきている。具体的にどのような条件により化合物を評価・選択するのが望ましいのかは、市販医薬品や社内化合物のデータを利用して各社で様々に検討されていると考えられる。今回は、drug-likenessに関する"Rule of Five"を提唱されたPfizerのLipinski博士、薬物動態を専門とされ、cytochrome P450と薬物の相互作用研究をされているアムステルダム自由大学のVermeulen教授が来日されるのを機会に、化合物データを利用したリード化合物の評価・選択に関連した講演会を開催することとし、さらに、国内の製薬企業から、西端、高岡両講師に、化合物データの蓄積、およびそれを利用した予測に関してどのようにアプローチされているのかをそれぞれお話いただくことにした。

日時:2003年4月16日(水)13:30−17:40

場所:日本化学会 化学会館7Fホール
             東京都千代田区神田駿河台1-5 (JRお茶の水駅下車、徒歩4分)

世話人:粕谷 敦(三共)、多田幸雄(大鵬薬品)

プログラム

1. 13:30−14:30
    「社内化合物DBとロジスティクスの戦略的構築(仮題)」               
    西端芳彦(田辺製薬株式会社)

2. 14:30−15:30
    "Structure-Based Rationalisation and Prediction of Drug Metabolism by Human and Rat Cytochrome P450-Isoenzymes"
    Nicolas P. E. Vermeulen(Vrije Universiteit Amsterdam)

3. 15:40−16:40
    「化学者がスコア付けした化合物のデータに基づき、drug-likenessと合成展開の容易さを予測する試み」
    高岡雄司(大正製薬株式会社)

4. 16:40−17:40
    "Drug Discovery Strategy: The Appropriate Use of the Rule of Five and Other Drug Quality Filters"
    Christopher A. Lipinski(Pfizer Global R & D)

講演会参加費: (2003年4月より変更になります。
法人賛助組合参加企業からの参加者は無料。非営利研究機関からの参加者で個人会員は無料、ビジターは資料代を含め一人1000円。法人会員でない法人からの参加者で個人会員は資料代を含め5000円、ビジターは10,000円の参加費が必要です。出席を希望される方は事前に必ず事務局に連絡してください。 * CBI学会2003年度個人会員登録受付中です。本年度からは非営利研究機関の方以外の方もご登録いただけます。詳細及びご登録は下記よりお願いします。 http://www.cbi.or.jp/~cbistaff/CBI/KOJIN/kaiin.cgi

出席を希望される方は事前に必ず事務局に連絡してください。

連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
            〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
            TEL:03-5491-5423  FAX:03-5491-5462  E-mail:seminar@cbi.or.jp