大規模な系に適応可能でかつ精度も高い、フラグメントMO法のような理論の発展と、分子計算専用機やPCクラスター、グリッド・コンピュータのような計算パワーの増大によって、分子計算には新たな期待が寄せられている。この講演会では、遺伝情報の転写に重要な役割を果たしているタンパク質とDNAとの特異的な相互作用に注目し、薬物受容体とリガンドとのドッキングに留まらず広く転写制御の問題に迫る。さらに、生体高分子のシミュレーションに欠かせない水の役割など、医薬品開発や毒性問題で重要なモデリングとシミュレーションの問題に関し、内外の専門家をお招きして最新の話題を提供してもらうことにした。幅広い研究者の参加を期待する。
日時:2003年5月21日(水)13:30−17:30
場所:日本化学会 化学会館7Fホール
東京都千代田区神田駿河台1-5 (JRお茶の水駅下車、徒歩4分)世話人:福澤 薫(富士総合研究所)、田中成典(東芝)
プログラム
1. 1. 13:30−13:45
はじめに 世話人2. 13:45−14:45
「転写因子のQSAR解析とシミュレーション」
皿井明倫(九州工業大学)3. 14:45−15:45
“Hydrogen Bonding Interactions in Water Clusters and Biological Systems”
相田美砂子(広島大学大学院理学研究科化学専攻、量子生命科学プロジェクト研究センター)4. 16:05−17:05
“Molecular Dynamics of Proteins and Nucleic Acids”
Lennart Nilsson(Karolinska Institutet, Sweden)5.17:05−17:30
総合討論
講演会参加費: (2003年4月より変更になりました。)
法人賛助組合参加企業からの参加者は無料。非営利研究機関からの参加者で個人会員は無料、ビジターは資料代を含め一人1000円。法人会員でない法人からの参加者で個人会員は資料代を含め5000円、ビジターは10,000円の参加費が必要です。出席を希望される方は事前に必ず事務局に連絡してください。
* CBI学会2003年度個人会員登録受付中です。本年度からは非営利研究機関の方以外の方もご登録いただけます。詳細及びご登録は下記よりお願いします。
http://www.cbi.or.jp/~cbistaff/CBI/KOJIN/kaiin.cgi
出席を希望される方は事前に必ず事務局に連絡してください。
連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
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