***第236回CBI学会研究講演会のお知らせ***

「ゲノム時代の創薬現場におけるIT環境」


 ヒトゲノム解読完了が宣言され、その成果と関連技術が本格的に創薬現場に浸透する時代となった。一方で超並列計算機やGrid Computingの進歩、Ubiquitous Computingに象徴される次世代ネットワークなど、IT の進歩も加速している。こうした動きは当然、創薬へのIT利用とそのための環境の革新を促している。CBI学会には製薬企業で創薬に携わっている研究者とそれを支援するIT環境構築に関係している専門家、そこにSolutionを提供しているIT関連企業の関係者、双方の人材養成に関わっている大学、さらに国研の研究者がいる。それらの専門家が上記の課題に関し忌憚のない意見を交換し、解決法を共に考える機会を提供することが、ワークショップと特別講演から構成されるこの会の目的である。特別講演では中馬寛理事(徳島大学)のお世話で、計算化学に造詣の深い米国のMomany博士に「水と炭水化物の系の密度汎関数法による計算」という珍しい話題を提供していただく。終了後は、情報交換のための簡単な懇親会を予定している。法人会員を始めとする幅広い関係者多数の参加を期待する。(なお都合でワークショップの話題提供者や内容には若干の変更がありうる)。

日時:2003年11月6日(木)13:15−17:50

場所:日本化学会 化学会館7Fホール
       東京都千代田区神田駿河台1-5(JRお茶の水駅下車、徒歩4分)

世話人:西岡亮(萬有製薬(株))、神沼二眞

プログラム

第1部:ワークショップ「ゲノム時代の創薬現場におけるIT環境」

基調提言:13:15-14:25

13:15-13:35 創薬とITをめぐる新しい潮流と適応、神沼二眞(参考資料)
13:35-14:00 創薬からの計算化学への期待、仲西功(京都大学、前藤沢薬品)
14:00-14-25 創薬のためのデータ統合、豊田哲郎(理化学研究所ゲノム科学総合研究センター)

討議:14:25-15:00 創薬研究者からITへの期待と要望, 司会 西岡亮(万有製薬)

15:00-15:15 休憩

15:15-16:15 Solution事例紹介と討議
富士通、NEC、スポットファイヤージャパン、日本NCR、その他若干の企業。


第2部:特別講演16:20-17:20 座長 中馬寛(徳島大学薬学部)

「Density functional studies on the interaction of water molecules with carbohydrates」
Frank A. Momany (National Center for Agricultural Utilization Research )

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講演会参加費: (2003年4月より変更になりました。
法人賛助会員: 無料 
個人会員(非営利):無料 個人会員(一般企業):\5,000 
ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000 

* CBI学会2003年度個人会員登録受付中です。本年度からは非営利研究機関の方以外の方もご登録いただけます。詳細及びご登録は下記よりお願いします。
http://www.cbi.or.jp/~cbistaff/CBI/KOJIN/kaiin.cgi

* 出席を希望される方は事前に必ずメールにて事務局に連絡してください。

連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
            〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
            TEL:03-5491-5423  FAX:03-5491-5462  E-mail:seminar@cbi.or.jp