***第250回CBI学会研究講演会のお知らせ***
開催趣旨:欧米では、特定の生物医学の特定の問題領域に実験を主とする生物医学の研究者と理論計算の専門家が加わった学際的な研究組織による大規模な研究が急速に立ち上がり始めている。残念ながら我が国の対応は遅く、こうした研究組織が必要とする共同研究者としての情報計算の専門家も圧倒的に不足している。Pathway/Network to Diseaseシリーズの1つである今回の研究講演会は、こうした問題意識をもって企画した。山田講師は、核内受容体を標的とした医薬品開発に取り組んでおられ、また、岡崎講師は、生活習慣病に関連した遺伝子の探索を進めておられるが、お二人とも計算化学やBioinformaticsの専門家と共同で研究を進めているという点で我が国では大変ユニークな存在である。さらに、大規模計算FMOや受容体データベースKiBankなどのこの領域への活用、人材育成などの話題も提供する。この分野の研究に関心のある生物医学の研究者、創薬研究者、および情報計算の研究者の参加を期待する。
日時:2005年3月10日(木)13:10−17:10
場所:日本化学会 化学会館6F会議室
東京都千代田区神田駿河台1-5(JRお茶の水駅下車、徒歩4分)世話人:田中 博(東京医科歯科大学)、神沼 二眞(広島大学量子生命科学プロジェクト研究センター)
プログラム
1.13:10-13:50
「Tutorial: 情報計算から見た核内受容体と生活習慣病研究」
神沼 二眞(広島大学量子生命科学プロジェクト研究センター)[資料]2.13:50-14:50
「ビタミンDとビタミンD受容体:構造と活性」
山田 幸子(東京医科歯科大学・生体材料工学研究所)<14:50-15:10休憩>
3.15:10-15:40
「標的データベースKiBankと核内受容体研究への応用」
中田 琴子(国立医薬品食品衛生研究所)4.15:40-16:40
「核内転写因子PPARsを中心とした脂質代謝ネットワークの描出」
岡崎 康司(埼玉医科大学)[参考資料]5.16:40-17:10 総合討論
コメンテーター:田中 成典(神戸大学)******************
講演会参加費:
法人賛助会員: 無料
個人会員(非営利):無料 個人会員(一般企業):\5,000
ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000
出席を希望される方は事前に必ずメールにて、(E-mail:seminar@cbi.or.jp事務局に連絡してください。連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
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