開催趣旨:ゲノムあるいはポストゲノム時代においては、いわゆるオミックス に代表される網羅的な探索技法が注目されている。ゲノムの研究成果とそ れに随伴する網羅的な技法は、すでに疾患や創薬へと応用され始めている。 エピジェネティクス Epigenetics研究は、そうした流れとは相補的な性格を 有している。エピジェネティクスとして昔から知れていたのはDNAのメチル 化であり、それに続くのが Histon code 仮説とも呼ばれているヒストンの 修飾であり、最近注目されているのが、non coding RNAである。この講演 会では、これら3つの研究分野の現状を、とくに疾患や創薬の視点から 理解することを目的に企画された。総論と各論、実験と計算からのアプロ ーチという多角的な視点から、講師の先生方をお願いした。幅広い研究 者の参加を期待する。<講演会についてのご紹介>
日時:2006年4月21日(金)13:15−17:30
場所:日本化学会 化学会館7Fホール
東京都千代田区神田駿河台1-5(JRお茶の水駅下車、徒歩4分)世話人:神沼二眞(東京医科歯科大学)、上林正巳(産業技術総合研究所) )
プログラム
1.13:15-14:15 「創薬のためのエピジェネティクス:薬物標的探索から安全性評価まで」
塩田邦郎(東京大学大学院 農学生命科学研究科)2. 14:15-15:15 「DNAメチル化異常とヒト疾患」
牛島俊和(国立がんセンター研究所 発がん研究部)15:15-15:30 休憩
3.15:30-16:30 「免疫系の多様性獲得機構−エピジェネティクスでどこまでわかったか?」
生田宏一(京都大学 ウイルス研究所生体応答学研究部門)4.16:30-17:30 「近年のゲノム・トランスクリプトーム解析から判明した 哺乳動物の内在性アンチセンスRNAの特徴」
清澤秀孔( (独)理化学研究所 筑波研究所バイオリソースセンター)******************
講演会参加費:
法人賛助会員: 無料
個人会員(非営利):無料 個人会員(一般企業):\5,000
ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000
出席を希望される方は事前に必ずメールにて、(E-mail:seminar@cbi.or.jp事務局に連絡してください。連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
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