開催趣旨:細胞内情報伝達で種々の重要な役割を担うキナーゼは、医薬品開発の大きなターゲットとなっています。しかしながら生体内には非常に数多くのキナーゼがあるため、どのようにして選択的な阻害剤を開発するか、あるいはどのキナーゼをターゲットとして選択するか等、キナーゼ阻害剤の開発には数多くの問題があります。本研究講演会では、この様な問題点に対して、ドラッグデザイン、ケモインフォマティクス、バイオインフォマティクス、データマイニング等のインフォマティクスがどの様に対応できるかについて、実例を含めて話題を提供して頂きます。今回はキナーゼをターゲットとしておりますが、他のターゲットに対してもご参考になることと確信しております。幅広い分野の方々のご参加をよろしくお願いいたします。
日時:2006年7月12日(水)13:15−17:50
場所:日本化学会 化学会館7Fホール
東京都千代田区神田駿河台1-5(JRお茶の水駅下車、徒歩4分)世話人:丹羽朋子(日本新薬(株))、多田幸雄(大鵬薬品(株)) )
プログラム
1. 13:15-14:15 「キナーゼの配列相同性と阻害剤の選択性に関する解析」小口 泰 (田辺製薬(株)探索研究所)
2. 14:15-15:15 「アミノ酸の物理化学的パラメータとニューラルネットワークを用いたキナーゼのグループ分類」
丹羽朋子(日本新薬(株)創薬研究所)
15:15-15:30 休憩
3. 15:30-16:30 「Kinase Knowledge-based Drug Design」
佐藤秀行(グラクソ・スミスクライン(株)筑波研究所)
4. 16:30-17:30 「Rhoキナーゼ阻害剤の探索:蛋白立体構造を活用した複数シードの同時構造展開」
飯島 洋(キリンビール(株)医薬探索研究所)
5.17:30-17:50 「総合討論」
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講演会参加費:
法人賛助会員: 無料
個人会員(非営利):無料 個人会員(一般企業):\5,000
ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000
出席を希望される方は事前に必ずメールにて、(E-mail:seminar@cbi.or.jp事務局に連絡してください。連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
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