開催趣旨:7月のキナーゼ阻害剤に関する講演会に引き続き、今回は酵素阻害剤の開発に焦点をあて、大学、企業の第一線の研究者のかたからご講演をいただきます。疾患に関係する酵素は数多く発見されており、ドラッガブルな蛋白質ファミリーでもあることから、これまでに多くの薬剤が開発、上市されています。また、創薬標的となる酵素のうち既に構造解析されているものも多く、最近では、多くの酵素に関して立体構造情報が利用できる環境にあり、Structure Based Drug Design(SBDD)研究が精力的に実施されている標的でもあります。本講演会では、SBDDを中心にした様々なアプローチにより、それぞれ異なった標的酵素に対して進められた阻害剤のデザインに関する研究を紹介していただきます。多様な酵素阻害剤の開発においてどのようなアプローチが進められているか、最新の研究成果とこれからのトレンドを知る貴重な機会になるものと確信しております。多くの方々のご参加をよろしくお願いいたします。
日時:2006年9月27日(水)13:15−17:50
場所:日本化学会 化学会館7Fホール
東京都千代田区神田駿河台1-5(JRお茶の水駅下車、徒歩4分)世話人:片倉晋一(第一製薬(株))、粕谷 敦(三共(株)) )
プログラム
1.13:15-14:15 「創晶プロジェクトとバイオグリッドの連携による医薬品開発の試み」井上 豪 (大阪大学大学院工学研究科・応用化学専攻・構造物理化学領域)
2.14:15-15:15 「ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬の医薬化学」
鈴木 孝禎(名古屋市立大学大学院・薬学研究科・薬化学教室)
<15:15-15:30 休憩>
3.15:30-16:30 「Structure-based design of selective Factor VIIa inhibitors: Design and reality」
大田 雅照(中外製薬株式会社 研究本部 化学研究第一部)
4.16:30-17:30 「in silico創薬技術を用いた論理的分子設計」
合田 浩明(北里大学・薬学部・創薬物理化学教室)
5.17:30-17:50 「総合討論」
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講演会参加費:
法人賛助会員: 無料
個人会員(非営利):無料 個人会員(一般企業):\5,000
ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000
出席を希望される方は事前に必ずメールにて、(E-mail:seminar@cbi.or.jp事務局に連絡してください。連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
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