開催趣旨:GPCRは、キナーゼと並ぶ代表的な創薬標的タンパク質であるが、結晶構造解析が困難なこともあり、創薬に結びつけるためにはより多角的なアプローチが望まれている。さらにオーファンGPCRの存在やGPCR二量体形成の持つ構造・機能の多様性など標的タンパク質としてもまだミステリアスな部分を残しており、新しい創薬の切り口になるものと期待されている。このような背景の中、本研究講演会では、GPCR-化合物、GPCR-GPCRなど「相互作用」をキーワードに分子モデリング、立体構造情報、配列解析、ケモインフォマティクス等を利用したアプローチでご活躍の先生方にご講演をお願いした。いずれもGPCR創薬を支援、加速する内容であると確信している。多くの方々の御参加と活発な議論を期待する。
日時:2006年11月1日(水)13:00−17:40
場所:日本化学会 化学会館7Fホール
東京都千代田区神田駿河台1-5(JRお茶の水駅下車、徒歩4分)世話人:広川貴次(産総研CBRC)、渡辺美砂子(エーザイ株式会社) )
プログラム
1.13:00-14:00 「GPCRの機能的リガンド認識構造」石黒正路(新潟薬科大学 応用生命科学部)
2.14:00-14:10 「リガンド認識仮説に基づくGPCRの立体構造を用いたバーチャルスクリーニング」
古谷利夫(株式会社ファルマデザイン)
3.14:10-15:10 「創薬標的としてのGPCRsオリゴマー化と、そのインターフェイス予測」
根本 航(奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
<15:10-15:40 休憩>
4.15:40-16:40 「ケミカルゲノム情報に基づくGPCR創薬」
奥野恭史(京都大学大学院薬学研究科 統合薬学フロンティア教育センター)
5.16:40-17:40 「GPCR創薬;情報から制御へ」
藤井信孝(京都大学大学院薬学研究科 創薬科学専攻 薬品有機製造学分野)
6.17:40-18:00 総合討論
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講演会参加費:
法人賛助会員: 無料
個人会員(非営利):無料 個人会員(一般企業):\5,000
ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000
出席を希望される方は事前に必ずメールにて、(E-mail:seminar@cbi.or.jp事務局に連絡してください。連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
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