開催趣旨:好評を博している医薬品標的シリーズの一つとして、今回は現在関心が高まっている「核内受容体と生活習慣病」を取り上げる。このテーマに関しては、過去に本研究講演会で幾度か企画しており(http://www.cbi.or.jp/cbi/seminar/2005.03.10.00.html)、また本年 3 月の仙台で行われた薬学会の同じ題名のシンポジウムの企画にも参加している。こうしたことを踏まえて最近の話題を紹介する。核内受容体(NRs)は標的であると同時にADME/Toxにも深く関わっている。したがって他の標的とは異なりおよそすべての創薬研究者の基盤知識となるものである。NRsはいま話題のMetabolic Syndromeを健康食品開発や運動の処方から改善しようとする研究開発を行っている研究者にとっても基盤知識である。今回は幅広い参加者を想定して、Tutorial的な話題やCBI学会としての取り組みの現状についても紹介する。
日時:2006年12月15日(金)13:10−17:40
場所:日本化学会 化学会館7Fホール
東京都千代田区神田駿河台1-5(JRお茶の水駅下車、徒歩4分)世話人:岡崎 康司(埼玉医科大学)、神沼 二眞(東京医科歯科大学) )
プログラム
1.13:10-13:30 はじめに世話人:岡崎 康司(埼玉医科大学)
2.13:30-14:20 「メタボリックシンドローム治療薬創製を目指した 特徴的サブタイプ指向性PPARリガンドの創製」
宮地 弘幸(東京大学 分子細胞生物学研究所)
3.14:20-15:10 「植物性ポリフェノールによるPPAR活性化の検討:フレンチパラドックスとの関連」
井上 裕康(奈良女子大学 生活環境学部)
<15:10-15:30 休憩>
4.15:30-16:20 「核内受容体によるコレステロール胆汁酸代謝調節」
槇島 誠(日本大学 医学部)
5.16:20-17:10 「レチノイド核内受容体リガンドの機能と創薬展開」
影近 弘之(東京医科歯科大学大学院 疾患生命科学研究部)
6.17:10-17:30 「NR-MS計画:情報計算からのアプローチ」
神沼 二眞(東京医科歯科大学)
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講演会参加費:
法人賛助会員: 無料
個人会員(非営利):無料 個人会員(一般企業):\5,000
ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000
出席を希望される方は事前に必ずメールにて、(E-mail:seminar@cbi.or.jp事務局に連絡してください。連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
TEL:03-5491-5423 FAX:03-5491-5462