開催趣旨:膨大な数の有機化合物がこれまでに合成されたり、天然から得られている。一方、これらの化合物に関しては潜在的に膨大な情報があるはずであるが、多くの情報は埋もれてしまっている。創薬分野では勿論、広く有機材料開発という立場で考えても、これらの化合物そしてそれに付随する情報を活用することは極めて重要である。創薬分野での大きな関心事は、どのような化合物が入手可能なのか、膨大な化合物から特定の目的に適う化合物をどうやって絞り込むか、そして化合物に付随する情報をどのように網羅的かつ効率的に求めるか、などである。これらの問題は重要であるが、系統的に議論されることが少ない。そこで今回は、創薬に必須の「大規模化合物データの活用」を巡る幾つかのトピックスについて議論したい。
日時:2007年2月8日(木)13:00−18:00
場所:日本化学会 化学会館7Fホール
東京都千代田区神田駿河台1-5(JRお茶の水駅下車、徒歩4分)世話人:平山令明(東海大学 医学部)、岡部隆義(万有製薬株式会社) )
プログラム
1.13:00-13:10世話人の挨拶
2.13:10-13:50 「医薬品候補、345万種収録のデータベースの開発・活用法と公開」
福西快文(産業技術総合研究所 生物情報解析研究センター)
3.13:50-14:30 「創薬のための大量化合物の物性推算」
池田博隆(株式会社菱化システム)
4.14:30-15:10 「医薬分子探索活用できる化合物群」
Barry Johnson(Sigma Aldrich)
<15:10-15:40 休憩>
5.15:40-16:20 「様々な視点から集められた医薬関連化合物の空間群」
橋野 太(Elsevier MDL)
6.16:20-17:00 「大学化合物プロジェクトの進捗と今後の展望」
奥山 彬(財団法人科学技術教育協会)
7. 17:00-17:40 「化合物探索研究における作用機序予測について」
David Aragones(Prous Institute for Biomedical Research)
8.17:40-18:00 コメントおよび議論
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講演会参加費:
法人賛助会員: 無料
個人会員(非営利):無料 個人会員(一般企業):\5,000
ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000
出席を希望される方は事前に必ずメールにて、(E-mail:seminar@cbi.or.jp事務局に連絡してください。連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
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