開催趣旨:ヒトゲノム解読計画後の生物医学は、Genome-Omics-Pathway/Networkを基盤とするGOP/Nの時代に突入したと言える。こうした状況は創薬の方法論にどのような影響を与えるのであろうか。この疑問に答えるため、本年度の最後となるこの研究講演会では、GOP/N時代を特徴づけるような新しい話題を集めてみた。その中には、適当な講師をお願いできない課題もあるが、これについては、世話人などで調査した情報を提供することとした。この講演会では、講演時間を通常より短くして、討論の時間を長くとっている。これは参加者からの質問や提言をいただくためである。この講演会は、創薬環境がこれからどのように変化していくのか、また、それにどのように適応していったらよいか、を考えるよい機会になるであろう。企業の関係者だけでなく(ポスト)ゲノム時代の生物医学の新しい研究スタイルに関心をもっている幅広い研究者の参加を願っている。
日時:2007年3月16日(金)13:50−17:30
場所:日本化学会 化学会館7Fホール
東京都千代田区神田駿河台1-5(JRお茶の水駅下車、徒歩4分)世話人:多田幸雄(大鵬薬品工業株式会社)、神沼二眞(東京医科歯科大学) )
プログラム
1.13:50-14:10 「基調Tutorial:GOP/N時代を特徴づける新しい話題」神沼二眞(東京医科歯科大学)
2.14:10-15:00 「機能性RNA研究の新展開」
河合 純(理化学研究所)
3.15:00-15:50 「Chemical Genomicsの動向」
九川文彦(日本大学薬学部)
<15:50-16:10 休憩>
4.16:10-16:50 「海外の状況―Systems Biologyなど」
八尾 徹(理化学研究所)
5.16:50-17:30 「GOP/N時代の創薬の課題と情報科学の役割」
多田幸雄(大鵬薬品工業株式会社)
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講演会参加費:
法人賛助会員: 無料
個人会員(非営利):無料 個人会員(一般企業):\5,000
ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000
出席を希望される方は事前に必ずメールにて、(E-mail:seminar@cbi.or.jp事務局に連絡してください。連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
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