開催趣旨:細胞内情報伝達でさまざまな役割を担うキナーゼは、医薬品開発の大きなターゲットとなっております。しかしながらキナーゼは非常に複雑な構造特性を有し、このことがキナーゼ阻害剤開発の大きな問題点となっております。今回は、キナーゼの構造多様性をテーマに取り上げ、阻害剤開発における、分子設計の方法論、開発コンセプト、計算化学および構造科学からのアプローチ、と今後の課題に関して話題を提供して頂きます。キナーゼ以外のターゲットに対しても参考になるものと確信しております。幅広い分野の方々のご参加をお願い致します。
日時:2008年2月21日(木)13:00−18:00
場所:日本化学会 化学会館7Fホール
東京都千代田区神田駿河台1-5(JRお茶の水駅下車、徒歩4分)世話人:丹羽朋子(日本新薬株式会社)、多田幸雄(大鵬薬品工業株式会社)
プログラム
1.13:00-14:00
「選択的Cdk4阻害剤の設計:設計の方法論と今後の課題 」
本間 光貴 (理化学研究所 タンパク質基盤研究グループ)
2.14:00-15:00
「Bcr-Ablチロシンキナーゼ阻害薬の開発」
丹羽 朋子 (日本新薬株式会社 創薬研究所)
<休憩 15:00-15:30>
3.15:30-16:30
「フラグメント分子軌道法によるカゼインキナーゼ複合体の相互作用解析」
仲西 功 (京都大学大学院 薬学研究科)
4.16:30-17:30
「Rho-キナーゼの構造と活性制御:非典型AGCキナーゼとしての特徴」
箱嶋 敏雄 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
******************講演会参加費:
法人賛助会員: 無料
個人会員(非営利):無料 個人会員(一般企業):\5,000
ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000
出席を希望される方は事前に必ずメールにて、(E-mail:seminar@cbi.or.jp事務局に連絡してください。)連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
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