開催趣旨:ゲノミクスやプロテオミクス、メタボロミクスなどのオミックスデータの 蓄積により、膨大な分子間相互作用情報や相関関係情報がもたらされた。 これらの膨大な情報知識からPathologicな情報を抽出し、予測を行う ことで、多くの相互作用やシグナルパスウェイの情報を推定することができる。 これら膨大な分子間情報をデータベースとして体系的に整理し、病態の理解や 毒性予測、標的探索などへ活用することが、創薬における研究の潮流の一つと なっている。その方策の一つとして、オミックスデータに対しパスウェイ・ ネットワーク情報を利用して医学・生物学的な解釈を行う「パスウェイ解析」が 存在する。しかし、パスウェイ解析には定石が無く、解析者個々の環境や工夫に 依存するところが大きい。ゆえに今回は、創薬の最前線である製薬企業や、 公的研究機関、IT企業などから、それぞれの現場に応じて実践されている パスウェイ解析を、具体的な手順や使用ツールの紹介をもとに解説してもらう ことで「実用的なパスウェイ解析とは何か」という問いに対して、議論を発展 させる機会としたい。
日時:2008年6月25日(水)13:10−17:45
場所:日本化学会 化学会館7Fホール
東京都千代田区神田駿河台1-5(JRお茶の水駅下車、徒歩4分)世話人:河合隆利(エーザイ株式会社)、勝山マリコ(富士通株式会社)
プログラム
1. 13:10-13:20
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はじめに
2.13:20-14:10
「抗がん剤のメカニズムの理解に向けたパスウェイ解析」
門脇正史(エーザイ株式会社)
3.14:10−15:00
「パスウェイソフトを利用したマイクロアレイデータの解析」
中津則之(独立行政法人 医薬基盤研究所)
15:00−15:20 休憩
4.15:20−16:10
「クロスオミックスによる適用拡大と安全性研究」
土井健太郎(富士通株式会社)
5.16:10−17:30
「病態ネットワーク解析と治療遺伝子探索研究」
田中利男(三重大学大学院医学研究科)
「文献マイニングとソフトウエアによる治療遺伝子探索研究へのアプローチ」
大崎研(株式会社ワールドフュージョン)
6.17:30−17:45
総合討論講演会参加費:
法人賛助会員: 無料
個人会員(非営利):無料 個人会員(一般企業):\5,000
ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000
出席を希望される方は事前に必ずメールにて、(E-mail:seminar@cbi.or.jp事務局に連絡してください。)連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
TEL:03-5491-5423 FAX:03-5491-5462