開催趣旨:現在CBI学会は生物医学や創薬への情報計算(Informatics & Computing)技法の応用を学会の重要なミッションとしているが、ポストゲノム(シークエンス)時代といわれる現在、生物医学や創薬が必要としている情報計算技法は明らかに、拡大変化している。(CBI学会は10月に開催する本年度の大会 (https://cbi-society.org/cbi/taikai/Taikai081022-24/)を、「Pathway/Network to Disease & Drug Discovery -Specially Focused on Nuclear Receptors and Metabolic Syndrome」をテーマとした国際シンポジウムとして企画しているが、これはまさに、「社会的に大きな問題となっている生活習慣病(メタボリック症候群)問題の解決に情報計算からの資源や研究者を集中する」という理念を具体的に追求することをめざしたものである。)Tutorialを志向したこの会では、CBI学会の主な領域である、バイオインフォマティックスや計算化学とくにStructure-Based Drug Designの視点からどのような課題があるかを具体的に提示し、メタボリック症候群とその関連疾患の標的探索の現状、創薬の基盤知識としての核内受容体とその関連転写因子の意義、情報計算技法の新しい課題などを理解していただくことを目的としている。
日時:2008年8月25日(月)13:15−17:30
場所:東京大学医科学研究所講堂
南北線・都営三田線白金台駅から徒歩3分
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/access/access/世話人:飯島 洋(日本大学薬学部)、神沼二眞(広島大学)
プログラム
1.13:15-13:35
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「研究情報交換のためのPortalサイトの構築」
神沼二眞(広島大学)
2.13:35-14:25
「転写因子入門編―核内受容体を例にして−」
榛葉繁紀(日本大学薬学部)
3.14:25-15:15
「核内受容体を含む転写因子の制御配列解析法の基礎」
中井謙太(東京大学医科学研究所)
休憩 15:15-15:30
4.15:30-16:10
「核内受容体への計算化学からのアプローチ:ドッキングとFMO法を中心に」
渡邉博文(神戸大学)
5.16:10-17:00
「核内受容体の構造生物学とリガンドデザイン」
宝来真志(大日本住友製薬)
6.17:00-17:30
討議:「CBI学会にとっての「核内受容体と生活習慣病(メタボリック症候群)」を取り上げる意義」、
司会 飯島洋講演会参加費:
CBI学会法人賛助会員: 無料
CBI学会個人会員(非営利):無料 CBI学会個人会員(一般企業):\5,000
ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000
CBI学会2008年大会に参加申込みされている方は無料で参加できます。
出席を希望される方は事前に必ずメールにて、(E-mail:seminar@cbi.or.jp事務局に連絡してください。)連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
TEL:03-5491-5423 FAX:03-5491-5462