CBI 学会としてアルツハイマー疾患にどう取り組むか?<背景知識>開催趣旨:現在CBI学会では、"Pathway/Network to Disease and Drug Discovery"を重要な活動指針として いる。そしてまず、"Nuclear Receptors and Metabolic Syndrome"に焦点を当てて10月22-24日の国際シンポ ジウムの開催にこぎつけたが、これに続く領域としては、 アルツハイマー疾患、パーキンソン病などを含む神経変 性症をとりあげたいと考えている。その理由は、これら の疾患が社会的に大きな問題になっていることと、 ER(endoplasmic reticulum、小胞体)ストレスを介して メタボリック症候群Metabolic Syndromeと深く関係して いることを示唆する知見がえられつつあるからである。 その可能性を探るために、この講演会では、アルツハ イマー疾患、ERストレスとタンパク質のmiss-folding, Metabolic Syndrome とInflammationと神経変性症と の関連、治療薬の論理的な開発などの話題を取り上げ、 研究の第一線にある気鋭の研究者を講師としてお招き して、解説していただくこととした。これらの幅広い話題 に関係した研究者が多数参加されることを期待する。
日時:2008年12月16日(火)13:10−17:30
場所:東京大学医科学研究所講堂
南北線・都営三田線白金台駅から徒歩3分
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/access/access/世話人:神沼二眞(広島大学、東京医科歯科大学)、多田幸雄(大鵬薬品)
プログラム
1.13:10-14:10
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「ER(小胞体)におけるタンパク質の品質管理ならびに ERストレスに対する細胞応答」
森 和俊(京都大学情報分子細胞学講座)
2.14:10-15:10
「神経変性の治療標的としてのストレスシグナル」
一條秀憲(東京大学大学院薬学系研究科)
15:10-15:30 休憩
3.15:30-16:30
「ERストレス応答経路による代謝制御機構」
親泊政一(徳島大学ゲノム機能研究センター)
4.16:30-17:30
「構造生物学的アプローチによる抗プリオン化合物の開発」
桑田一夫(岐阜大学医学部)講演会参加費:
法人賛助会員: 無料
個人会員(非営利):無料 個人会員(一般企業):\5,000
ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000
出席を希望される方は事前に必ずメールにて、(E-mail:seminar@cbi.or.jp事務局に連絡してください。)連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
TEL:03-5491-5423 FAX:03-5491-5462