開催趣旨:約10年ほど前から、創薬手法の一つとしてFragment-Based Drug Discovery(FBDD)法が提案され、多くの関心が寄せられて来ました。2007年7月には正に「FBDD(Fragment-Based Drug Discovery)」という表題で第276回CBI学会研究講演会(朝永、藤原両氏による企画)を行い、多くの方々の関心を集めました。その後、FBDDの適用は多くの創薬科学者によって取り入れられ、最近では創薬過程における重要な手法の一つとして定着しつつあります。すでにFBDDを冠した成書も少なからず刊行され、また論文数もかなりの数に上っています。しかしFBDDはいわゆるSBDDとは異なり、その手法に分かり難い点もあります。また「果たしてFBDDは十分実用的な手法なのだろうか?FBDDは他の創薬手法に比べ何が特徴なのだろうか?」というような疑問を持っている方々も少なくないと思います。提案から約10年が経った今、改めてFBDDの現状と今後の可能性を考えることは創薬科学者にとって意義深いと思います。そこで、現在実際にFBDDを創薬手段に用いている研究者、そしてin silico FBDDをバックアップするためのソフトウェア作りをしている研究者の方々に、最近のFBDDの動向と今後の可能性について御講演して頂くことになりました。創薬最前線でご活躍の方々だけでなく、これからFBDDを創薬手段の一つにしてみたいとお考えの方々の御来聴をお待ちしています。
日時:2009年10月16日(金)13:00−17:00
場所:総評会館201会議室
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 (JRお茶の水駅下車、徒歩 5分)世話人:平山令明(東海大学医学部)
プログラム
1. 13:10-13:50
”Fragment Evolution: Protein Crystallography for Fragment Based Projects”
阪下 日登志 (アステラス製薬)2. 13:50-14:30
”Fragment Evolution: Processes and Applications”
折田 正弥 (アステラス製薬)3. 14:30-15:20
”Fragment as a Lead Discovery Tool”
大田 雅照 (中外製薬)休憩 15:20-15:40
4. 15:40-16:40
” New Fragment-Based Protein Ligand Docking Engine for the Creation of Novel and Accessible Ligands”
Marcus Gastreich (BioSolveIT GmbH)5.16:40-17:00 討論
******************講演会参加費:
法人賛助会員: 無料
個人会員(非営利):無料 個人会員(一般企業):\5,000
ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000
出席を希望される方は事前に必ずメールにて、(E-mail:)事務局に連絡してください。
**この講演会は満席のため、受付を終了しました**連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
〒158-0097東京都世田谷区用賀4-3-16イイダビル301
TEL:03-5491-5423 FAX:03-5491-5462