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開催趣旨:様々な生命現象を理解するためには蛋白質の立体構造情報が不可欠である。近年の結晶構造解析技術の急激な進歩と世界各地で始まった構造ゲノミクス・プロジェクトにより、膨大な数の蛋白質立体構造がすでに決定されている。また、これらの蛋白質構造を用いた機能解析や分子設計研究が進んでいるが、計算化学と組み合わせることによってさらに理解を深め、同時に、効率的な医薬品の創製に貢献することができる。この会では、アカデミアの2人の講師から立体構造解析による蛋白質分子の構造決定とその機能解明について最新の事例をお話いただき、また計算化学の立場から、分子設計の起点となる良質な蛋白質構造のための蛋白質・リガンド複合体データベースやCheminformaticsと組み合わせた新しいドッキング技術など、分子設計を展開するための様々な計算技術を、OpenEye社の研究者に、講演していただくこととした。蛋白質構造に基づく創薬の方法論は、Structure-Based Drug Design(SBDD)の技術として既に製薬企業に定着している。この研究講演会をこうした技法をより一層深化、加速することを目的に企画した。蛋白質の構造研究と創薬に携わる幅広い研究者の参加を期待する。
日時:2010年7月6日(火)13:15−17:40
場所:日本化学会 化学会館501会議室
東京都千代田区神田駿河台1-5 (JRお茶の水駅下車、徒歩 4分)世話人:藤原巌(大日本住友製薬)、勝山マリコ(オープンアイ・ジャパン)
プログラム
1.13:15-13:30 はじめに
2.13:30-14:20
"Iridium: prepping PDB data for use in computation chemistry software development"
Greg Warren (OpenEye Scientific Software)3.14:20-15:10
「分子構造を基盤とした遺伝子発現制御とシグナル伝達 〜転写因子Ets1に対するリン酸化シグナルによるエンハンソ ソーム制御を例として」
緒方一博(横浜市立大学大学院医学研究科)<休憩 15:10-15:30>
4.15:30-16:10
"Ligand-based pose prediction with Shape"
Bob Tolbert(OpenEye Scientific Software)5.16:10-16:50
"Hybrid Docking: Making use of both ligand and structure information."
Geoff Skillman(OpenEye Scientific Software)6.16:50-17:40
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「回虫成虫ミトコンドリア内膜中に存在する複合体IIの立体構造に基づいた阻害剤の設計」
原田繁春(京都工業繊維大学大学院工芸科学研究科)講演会参加費:
法人賛助会員: 無料
個人会員(非営利):無料 個人会員(一般企業):\5,000
ビジター(非営利):\1,000 ビジター(一般企業):\10,000
出席を希望される方は事前に必ずメールにて、事務局に連絡してください。連絡先:CBI学会事務局 セミナー受付
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