開催趣旨:新薬開発型製薬企業の共通した課題として、創薬ターゲットの枯渇が挙げられる。産学連携を始めとするオープンイノベーションへの取り組み等、各社懸命な模索をしている中、「ゲノム」を見直すことのできる仕組みが、次世代シーケンサとバイオインフォマティクスのコラボレーションで定着しつつある。これは、次世代ゲノム創薬の幕開けであり、そこに期待するものは大きい。このような背景を踏まえ、今回「創薬ターゲット探索のためのバイオインフォマティックス」と題してCBI学会研究講演会を企画した。具体的には、変異解析やコピー数解析、メチル化解析など、全ゲノムを対象とした疾患関連遺伝子の探索の成果、次世代シーケンサへの期待と計画等を共有し、今後のバイオインフォマティクス技術の創薬研究へのインパクトを俯瞰したい。本講演会では、肝癌、緑内障などの疾患関連遺伝子の解析と、具体的な次世代シーケンサの用途と創薬における期待と、膨大な情報のデータ解析による特徴の抽出からナリッジ管理に関わるソフトウェアベンダーの取り組みなどをご講演いただく予定で、活発なご議論を期待します。バイオインフォマティックスに携わる研究者の方々、CBI学会の方を含め、多くの方々のご参加を御願いしたい。
日時: 2012年6月1日(金)13:15-18:00 場所: TDBホール C室(中央区 新川一丁目28番23号 東京ダイヤビルディング5号館1階)
(JR・東京メトロ日比谷線 八丁堀駅/JR・東京メトロ丸ノ内線 東京駅)
http://www.dbtec.co.jp/tdbgaiyo.htm世話人: 緑川 淳(ワールドフュージョン株式会社)、嶋根みゆき(中外製薬株式会社)、
塩田武司(塩野義製薬株式会社)
プログラム
1.13:00-13:10 はじめに
2.13:10-14:10
「パーソナルオンコロジーへ向けてのゲノム情報解析」
油谷浩幸(東京大学 先端科学技術研究センター)3. 14:10-15:10
「緑内障症例群と対照群4600例細胞株化と診療記録とゲノム情報統合による情報資源化」
田代 啓(京都府立医科大学 分子医科学教室)15:10-15:30 休憩
4. 15:30-16:30
「ゲノムインフォマティクス - 次世代シーケンサデータ解析の実践」
谷嶋成樹(三菱スペース・ソフトウエア株式会社)5.16:30-17:30
「次世代シーケンサデータ解析と解析後データの管理」
川原弘三(ワールドフュージョン株式会社)
講演会資料 セミナー資料一番下の、[2012/06 6_1CBI講演会資料]よりダウンロードできます。6.17:30-17:40 まとめ
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人賛助会員 無料 一般 個人会員 無料 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000 満席のため申し込みは締め切りましたお問い合わせ
◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
TEL:045-924-5654 FAX:045-924-5684