開催趣旨:近年、分子設計を目的としたソフトウェアは、多様化する用途に対応して様々な機能が開発され大きく進歩している。ソフトウェアを開発する企業もそれぞれの用途のなかで各社独自のアプローチを見出し、その手法に基づいたソリューションを提供してきている。今回、分子設計のソフトウェアを適用する領域を絞り、各テーマに関してソフトウェアを提供している企業より、科学的な視点からソリューションや活用例を紹介していただくことを企画した。第二回のトピックとしてLBDD(Ligand Based Drug Design) をとりあげた。LBDDはSBDDと並び、創薬の候補分子探索の代表的な戦略の一つである。タンパク質の構造情報が未知でも実施可能であり、短時間で結果を得ることができる一方、新規のケモタイプが得られにくく、確立された領域であるとも言われている。本会では、最初に、分子設計の第一人者である産総研の広川先生にLBDDの現状と将来、各社の技術の位置づけを総括して頂いた後、各社の新たな理論の紹介、他の手法との組み合わせによるLBDD応用例などをご紹介いただき、最後にユーザー活用事例をご紹介頂く予定である。ドラッグデザインに携わる研究者の方々、CBI学会の方を含め、多くの方々のご参加を御願いしたい。
日時: 2012年9月14日(金)13:15-18:00 場所: 東京大学山上会館大会議室
(東京都文京区本郷 7-3-1)世話人: 田上宇乃(味の素株式会社)、大川和史(持田製薬株式会社)
プログラム
1.13:15~13:20
2.13:20~14:15
はじめに
「LBDD イントロダクション」
広川 貴次(産業技術総合研究所 生命情報工学研究センター) 3.14:15~14:55
“Compound design by Matched Molecular Pairs”
Willem van Hoorn (Accelrys Professional Services Cambridge, UK) 4.14:55~15:35
「リガンドとタンパク質の情報を組み合わせた新しいバーチャルスクリーニング」
佐藤 秀行(オープンアイ・ジャパン株式会社) <15:35~15:50 休憩> 5.15:50~16:30
“Bridging the Gap between Ligand- and Structure-Based Drug Design”
吉留 大輔(シュレーディンガー株式会社) 6.16:30~17:10
“Software for Multi-Criteria Drug Discovery”
Brian B. Masek (TRIPOS) 7.17:10~18:00
「構造最適化プロジェクトにおいてLBDDのソリューションに期待すること」
大川 和史(持田製薬株式会社) 18:00~20:00 懇親会
場所:山上会館1階談話ホール(レストラン ハーモニー)
参加費:3,000円
申し込み方法:講演会の参加申し込みフォームで同時にお申し込みください。
※キャンセルの場合は、9月6日(木)までににご連絡ください。
それ以降の取り消しは、後日懇親会費用3000円を請求させていただく場合があります。
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人賛助会員 無料 一般 個人会員 無料 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000 満席のため受付を締め切りました。お問い合わせ◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
TEL:045-924-5654 FAX:045-924-5684