***第335回CBI学会研究講演会のお知らせ***

「水分子に着目したリガンド設計」


開催趣旨:生命にとって欠かすことのできない水は、創薬研究においても重要な鍵を握っています。CBIでは2回に亘り、『水分子』をキーワードとした研究講演会を企画していますが、今回はその第二弾となります。  
近年、分子設計の分野において、水分子の機能(溶媒和、水素結合ネットワーク等)をシミュレーションに取り込む様々な手法が発表され、注目を集めています。特にリガンドの設計において、思いもよらないブレイクスルーが報告されるなど、強力な創薬ツールとして認識されている方も多いのではないでしょうか。これら手法については、創薬ソリューションを提供するベンダー企業様から応用成功事例を聞く機会は多いものの、その基となる物理学的、理論的なコンセプトについて学ぶ機会は少ないのが実情と思われます。  
そこで今回は、リガンド設計に関連した領域においてソリューション開発に携わる先生方をお招きし、改めて基礎的な部分を分かりやすくご説明いただくといった、教育的な色合いの濃い講演会を企画しました。この機会に基礎をご理解いただくことで、皆様の分子設計の深化に少しでも貢献できれば幸いです。当日は懇親会も予定しておりますので、積極的なご参加をお待ちしております。


日時 2013年3月14日(木)13:15-18:00
場所 東京大学山上会館大会議室
(東京都文京区本郷 7-3-1)
世話人 大元 和之(小野薬品)、相良 武(大鵬薬品)、田口 淳子(大鵬薬品)

プログラム

1.13:15~13:20
開催の挨拶

2.13:20~14:20
「生体分子の溶媒和とリガンド認識:3D-RISMによるアプローチ」
吉田 紀生(九州大学)

3.14:20~14:50
「3D-RISM法に基づく MOE Solvent Analysisの活用例」
朝川 直行(株式会社菱化システム)

4.14:50~15:40
「SZMAP: Water mapping with a semi-continuum solvent model for Drug Discovery」
佐藤 秀行(オープンアイ・ジャパン株式会社)

<休憩>

5.16:00~16:50
「WaterMap: MDシミュレーションで見たタンパク表面の水とリガンドデザイン」
市原 収(シュレーディンガー株式会社)

6.16:50~17:50
「水分子の影響を考えた薬設計に向けて~分子動力学計算からの考察~」
山下 雄史(東京大学)

7.17:50~18:00
閉会の挨拶

18:00~20:00 懇親会
場所:山上会館1階談話ホール(レストラン ハーモニー)
参加費:3,000円
申し込み方法:講演会の参加申し込みフォームで同時にお申し込みください。
  ※キャンセルの場合は、3月6日(水)までににご連絡ください。
  それ以降の取り消しは、後日懇親会費用3000円を請求させていただく場合があります。


講演会参加費
(種別) (料金)
法人賛助会員 無料
一般 個人会員 無料
非会員(一般) \10,000
学生 学生会員 無料
非会員(学生) \1,000
参加申込み
終了しました
お問い合わせ
◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
  
   TEL:045-924-5654 FAX:045-924-5684