***第360回CBI学会講演会のお知らせ***

「Big Data と創薬」


開催趣旨:
近年、あらゆる種類の情報が無数のデータサーバー上に巨大なスケールで蓄積されてきており、これまでのデータ処理技術やインフォマティクスでは対応できなくなり、このようなビッグデータに適した新たなデータベース管理・解析技術が求められています。生命科学分野では、次世代シーケンサーによるゲノム解析データが凄まじい速度で増加しており、また、医療現場においても様々な医療データが電子化され蓄積されてきており、生命科学・医療現場におけるビッグデータの創薬研究への応用が広がりつつあります。創薬研究においては、膨大な化合物空間から目的とする化合物を探索することも新たなビッグデータ解析技術を必要としていますが、創薬現場においても有効性と安全性を満足する医薬品を開発するためにビッグデータ利用の重要性の認識が急速に高まっています。また、ビッグデータ解析には、今まで「運」や「偶然」等の言葉で片付けられていたことの背景を明らかにし、より効率的な創薬研究の道を拓く可能性が秘められていると考えられます。今回の講演では、ビッグデータ解析の第一線で活躍されている先生方に講演をお願いしました。ビッグデータに対応した解析手法の開発、生命科学におけるビッグデータ解析の現状と創薬への応用、医療現場から創薬研究への応用など、ビッグデータ解析について実践的な話題を提供頂きます。ビッグデータと創薬について幅広く討論いただくことを期待しています。

日時 2015年3月12日(木)13:15-17:55
場所 東京大学山上会館2階 大会議室(東京都文京区本郷7-3-1)
世話人 上村 みどり(帝人ファーマ株式会社)、服部 一成(塩野義製薬株式会社)、狩野 敦(株式会社菱化システム)  

プログラム


  1. 13:15 - 13:20 開会の挨拶

  2. 13:20 - 14:20
    「ビッグデータからシグナル発見をもたらすエコシステムについて」
    齊藤 秀(株式会社OPT データサイエンスラボ)

  3. 14:20 - 15:20
    「遺伝統計解析を通じた疾患病態解明・ゲノム創薬への展望」
    岡田 随象(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科)

  4. <15:20 - 15:40  休憩>

  5. 15:40 - 16:40
    「生命科学におけるデータマイニング」
    津田 宏治(東京大学大学院新領域創成科学研究科)

  6. 16:40 - 17:40
    「Big dataからAny dataへのパラダイムシフト」
    都地 昭夫、北西 由武(塩野義製薬株式会社)

  7. 17:40 - 17:55 総合討論

  8. 18:00 - 20:00 懇親会 (場所:山上会館地階 レストラン御殿 参加費:\3,000)

講演会参加費
(種別) (料金)
法人会員 無料
一般 個人会員 無料
非会員(一般) \10,000
学生 学生会員 無料
非会員(学生) \1,000
参加申込み
終了しました。
お問い合わせ
◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
  
   TEL:045-924-5654 FAX:045-924-5684