***第361回CBI学会講演会のお知らせ***

「臨床情報の創薬R&Dにおける活用~情報の集積・統合・解析~」


開催趣旨:
様々な分野で関心を集めるビッグデータの活用は、創薬分野では必ずしも新しい話題ではなく、オミックス情報や薬効試験情報など、主に非臨床情報を中心に活用されてきた。一方、First-in-humanの動向に代表されるように、ヒトにおける効果と安全性を如何に早く担保するかは創薬R&Dの最大の関心事といっても過言ではない。こうした背景から、医療機関に蓄積される医療情報、国策として推進されるコホートからの情報、規制当局から発信される上市薬物の副作用情報といった各種の臨床情報を創薬R&Dに活用する期待が、必然的に高まっている。創薬R&Dにおける具体的な活用としては、バイオマーカーの同定、創薬シーズの探索、トランスレーショナル研究をはじめ多岐にわたる。これらの諸目的に対応するには、各々の臨床情報が個別に集積されるだけでは不十分であり、集積された各情報を統合した上で、目的に応じた解析が必要となる。本セミナーでは、情報の集積・統合・解析のそれぞれに取り組まれている先生方にご登壇頂き、臨床情報を創薬R&Dに活用するプロセスを俯瞰することで、解決すべき課題を議論する機会としたい。

日時 2015年4月24日(金)13:00-17:10
場所 グランフロント大阪 ナレッジキャピタル 北館タワーC 7階 大阪イノベーションハブ
(大阪市北区大深町3-1)
共催 大阪イノベーションハブ、(公財)都市活力研究所、NPO法人バイオグリッドセンター関西
世話人 山崎 一人(大日本住友製薬株式会社)、坂田 恒昭(大阪大学)、森 浩禎(奈良科学技術先端大学)

大阪市グローバルイノベーション創出支援事業が発行するメールマガジン「Hack Osaka」の配信を希望される方は 当日、受付にて登録用紙を配布させていただきますので、各自ご登録をお願いします。


プログラム

  1. 13:00~13:05
     開催の挨拶

  2. 13:05~13:15
    大阪イノベーションハブより

  3. 13:15~13:40
    「臨床情報の創薬応用における課題」
    市川 治(大日本住友製薬株式会社・ゲノム科学研究所)

  4. 13:40~14:20
    「米国における臨床情報集積システム」
    新谷 歩(大阪大学・医学系研究科)

  5. 14:20~15:00
    「ゲノムコホート情報の集積」
    松田 文彦(京都大学・医学研究科)

  6. <15:00-15:20  休憩>

  7. 15:20~15:50 
    「疾患コンパス -疾患オントロジーとLinked Data技術に基づく疾患知識のナビゲーション-」
    古崎 晃司(大阪大学・産業科学研究所)

  8. 15:50~16:20 
    「データウェアハウスによる創薬関連データ統合と解析の実際」
    水口 賢司(国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所)

  9. 16:20~16:50 
    "Improving R&D Outcomes / Extracting Actionable Information"
    Mark van Mierle(Managing Director, Life Science Solutions, Elsevier)

  10. 16:50~17:10 
    総合討論
17:30より 懇親会
場所:グランフロント大阪 タワーC 7F都市活力研究所セミナールーム
参加費:2,000円
申し込み方法:講演会の参加申し込みフォームで同時にお申し込みください。
  ※キャンセルの場合は、4月17日(金)までににご連絡ください。
  それ以降の取り消しは、後日懇親会費用2000円を請求させていただく場合があります。

講演会参加費
(種別) (料金)
法人会員 無料
一般 個人会員 無料
非会員(一般) \10,000
学生 学生会員 無料
非会員(学生) \1,000
参加申込み
終了しました。
お問い合わせ
◆情報計算化学生物学会(CBI学会)関西部会
  
   TEL:078-803-6620 FAX:078-803-6621