開催趣旨:近年、生体内での分子プロセスの可視化に関する基礎的・臨床的研究、およびその可視化手法の応用研究である 「分子イメージング」に関心が集まっています。 米国ではNational Institutes of Health (NIH)を中心に、多くの大学・研究機関のみならず、分子生物学や画像医学の関連企業も、分子イメージング研究に競って参入しています。ヨーロッパではEuropean Commissionが、本研究分野を重要課題のひとつに選定し、本格的な研究体制が構築されつつあります。 アジアでは中国を中心に、近年大きな成果が得られつつあります。 そこで今回、「分子イメージングと創薬」というテーマで、分子イメージングの総論、クライオ電子顕微鏡、ライブイメージングおよび生命現象の可視化など、分子イメージング研究の入門から最新技術とその応用事例まで、第一線の先生方にご講演いただくことを企画いたしました。分子イメージングを創薬研究に如何に応用していくか、今後の展望・課題など議論していきたいと存じます。分子イメージング関連研究者のみならず、創薬研究に携わる多くの方々のご参加をお願いいたします。
日時: 2016年3月3日(木)13:20-17:30 場所: 東京大学山上会館2階 大会議室(東京都文京区本郷7-3-1) 世話人: 上村 みどり、松本 由之(帝人ファーマ株式会社)、 相良 武(大鵬薬品工業株 式会社)、 緑川 淳(株式会社ワールドフュージョン)
プログラム
18:00 - 20:00 懇親会 (場所:1階 談話ホール 参加費:\3,000)
- 13:20 - 13:30 はじめに
- 13:30 - 14:10
「新規エピトープタグ開発と分子イメージングへの応用」
高木 淳一(大阪大学蛋白質研究所)
- 14:10 - 14:50
「電顕によるIntegrative Modeling」
岩崎 憲治(大阪大学蛋白質研究所)
<14:50 - 15:10 休憩>
- 15:10 - 15:50
「生体膜マイクロチップを利用した膜輸送体の超高感度活性イメージング」
渡邉 力也(東京大学工学系研究科)
- 15:50 - 16:30
「細胞内情報処理反応の1分子可視化解析」
佐甲 靖志(理化学研究所佐甲細胞情報研究室)
- 16:30 - 17:10
「生体イメージングが切り拓く、免疫炎症疾患への新たな創薬研究」
石井 優(大阪大学生命機能研究科)
- 17:10 - 17:30 おわりに
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員 無料 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000 お問い合わせ
終了いたしました。 ◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
TEL:045-924-5654 FAX:045-924-5684