***第391回CBI学会講演会のお知らせ***

「創薬分野におけるAI活用の可能性と実際」


開催趣旨:
 ライフサイエンスの産業分野における人工知能(AI)やビッグデータを活用したアプローチが具体化しつつある。医薬品産業においても、IBMワトソンの利活用が具体的に進みつつある。現在、ディープラーニングなどの優れた解析手法が囲碁のアルファ碁や自動運転技術の実用化で脚光を浴びており、ライフサイエンス分野においてもこれらの技術の応用が期待されている。しかしながら、解析手法が確立されてもAIの活用には大量のデータが必要で、医薬品開発で必要なデータは、収集方法、あるいは既存のデータ活用に関して技術面だけでなく倫理面でも大きな課題がある。そこで、CBIでは、2017年12月と2018年1月に2回に分けて臨床と創薬それぞれの分野におけるAI創薬にフォーカスした研究講演会を企画した。 今回、山際代議士には、人工知能未来社会経済戦略本部の取り組み、並びに政府への提言についてご説明いただくとともに、Life Intelligence Consortium (LINC)を中心としたライフサイエンス分野への期待すること等をお話しいただく。また、児玉龍彦先生には、これまで取り組まれてきたITも活用されてきた創薬から、今後取り組まれていく創薬アイデア・基盤技術等についてお話しいただくようお願いした。さらに、産学官のビッグデータ、AIなどのオピニオンリーダーのひとりである澤田先生には、製薬企業の立場から創薬、医薬品の研究開発における課題、全体像についてお話しいただく予定である。後半は、AI創薬の中心として活動されているLINCの代表である奥野先生からLINCの概略を実例を踏まえてご報告いただくとともに、阮先生にはエヌビディアの創薬関連取り組み等についてご紹介いただき、創薬分野におけるAI活用について、皆さんと議論したいと考えている。
  
日時 2018年1月31日(水)13:00-17:30
場所 発明会館 地下ホール(東京都港区虎ノ門2-9-14)
http://hatsumeikaikan.com/
世話人 相良 武(大鵬薬品工業株式会社)、中嶋 久士(興和株式会社)、志水 隆一(都市活力研究所)

プログラム

  1. 13:00 - 13:10
    「趣旨説明」
    小長谷 明彦 (東京工業大学 情報理工学院)

  2. 13:10 - 14:00
    「人工知能(AI)がもたらす産業革新」
    山際 大志郎 (自民党・人工知能未来社会経済戦略本部、衆議院議員)

  3. 14:00 - 14:50
    「collaborative technology development
        巨大設備とITを基盤とした進行がん治療薬開発プラットフォーム 」
    児玉 龍彦 (東京大学 先端科学技術研究センター)

  4. 14:50 - 15:40
    「製薬企業から見たAIの可能性」
    澤田 拓子 (塩野義製薬株式会社)
    発表資料

  5. <15:40 - 16:00 休憩>

  6. 16:00 - 16:50
    「AI創薬コンソーシアム(LINC)の現状と展望」
    奥野 恭史 (京都大学大学院)

  7. 16:50 - 17:20
    「AI導入検討事例:GPUディープラーニングの創薬への活用」
    阮 佩穎 (Colleen Ruan)(エヌビディア合同会社)

  8. 17:20 - 17:30 総括

<一部プログラムが変更になる場合もございます。予めご了承ください。>

18:00 - 20:00 懇親会 (場所:発明会館 7階大会議場 参加費:\5,000)


講演会参加費
(種別) (料金)
法人会員 無料
一般 個人会員 無料
非会員(一般) \10,000
学生 学生会員 無料
非会員(学生) \1,000

キャンセルの場合、2018年1月24日までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費、懇親会参加費、いずれもキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
参加申込み:
終了しました
お問い合わせ お問い合わせ
◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
  
   TEL:03-6890-1087