開催趣旨:
近年、新たな創薬のモダリティの1つとして、従来からの低分子化合物や生物製剤に加えて、その両者の中間のサイズと性質を有する中分子が注目されています。特にこれまでの低分子化合物や生物製剤の適用が困難であった細胞内のタンパク-タンパク相互作用制御を可能にすることで、創薬の標的を飛躍的に拡大することが期待されています。中分子創薬を実現するためには、分子量の増大に伴う細胞膜透過性の低下やリード創製・最適化段階における合成上の問題点等、いくつかの課題があることが知られていますが、革新的な技術が開発されることでその多くが解決されつつあります。
今回の研究講演会では、中分子創薬に関連する研究領域で実績を上げておられる先生方を中心に、最先端の成果や将来のビジョンについて異なる角度からご講演頂く予定です。創薬に携わる多くの方々のご参加を御願いいたします。
日時: 2018年3月16日(金)13:10-17:40 場所: 東京工業大学キャンパスイノベーションセンター(CIC田町)
1階 国際会議室(東京都港区芝浦3-3-6)≫田町キャンパスマップ世話人: 石川 誠(日産化学工業株式会社)、狩野 敦(株式会社モルシス)、
相良 武(大鵬薬品工業株式会社)
プログラム
18:00 - 20:00 懇親会 (場所:CIC近くの飲食店 参加費:\4,500)
- 13:10 - 13:20 はじめに
- 13:20 - 14:05
「環状ペプチド天然物の全合成と三次元構造―活性解析」
土井 隆行(東北大学大学院薬学研究科)
- 14:05 - 14:50
「ペプチドを用いた細胞内デリバリー」
二木 史朗(京都大学化学研究所)
<14:50- 15:05 休憩>
- 15:05 - 15:50
「独自技術によるペプチド合成と創薬」
金井 和昭(JITSUBO株式会社)
- 15:50 - 16:35
「X-Chem’s DNA-Encoded Library Drug Discovery Platform: Identification of Peptide and Macrocycle Leads」
Dr. Allison Olszewski(米国X-Chem社)
<16:35- 16:45 休憩>
- 16:45 - 17:30
「糸状菌未利用生合成遺伝子を活用するポストゲノム型天然物探索研究」
浅井 禎吾(東京大学大学院総合文化研究科)
- 17:30 - 17:40 総括
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員 無料 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000
キャンセルの場合、3月9日までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費、懇親会参加費、いずれもキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
終了しました。お問い合わせ◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
TEL:03-6890-1087