2012年に科研費新学術領域研究「分子ロボティクス」が採択され、生体分子を用いて「感覚」と「知能」を備えたロボットを創生する研究が始動した。プロジェクト成果として「アメーバ型ロボット」、「スライム型ロボット」のプロトタイプが開発され、2017年には日本学術会議の第23期学術の大型研究計画に関するマスタープラン(マスタープラン2017)に採択された。派生プロジェクトとしては、8件の科研費プロジェクトに加え、2016年からはNEDO「分子人工筋肉」、2017年にはJST「分子ロボットELSI」が始まっている。基礎研究としては注目を集めている分子ロボティクスであるが、応用技術への展開はほとんど手付かずである。本講演では、創薬への応用可能性が高い核酸技術を中心に分子ロボティクス技術について紹介する。
日時: 2018年5月18日(金)13:30-17:30 場所: グランフロント大阪 ナレッジキャピタル(大阪市北区大深町3-1)
北館タワーC 9階 VisLab OSAKA世話人: 小長谷明彦(東京工業大学)
プログラム
- 13:30-14:10
「分子ロボティクス:これまでの成果と将来構想」
小長谷明彦(東京工業大学)
- 14:10-14:50
「RNA分子ロボティクスのiPS細胞への活用」
齊藤博英(京都大学)
- 14:50-15:30
「非環状型人工核酸による分子演算の拡張と核酸医薬への展開」
浅沼浩之(名古屋大学)
<15:30-15:50 休憩>
- 15:50-16:30
「インテリジェントDDSキャリア・3次元培養基材としてのインジェクタブルDNAヒドロゲル」
葛谷明紀(関西大学)
[参考資料]
1)S. Tanaka, K. Wakabayashi, K. Fukushima, S. Yukami, R. Maezawa, Y. Takeda, K. Tatsumi, Y. Ohya, A. Kuzuya, Chem. Asian J. 2017, 12, 2388–2392(オープンアクセス).
2)S. Tanaka, S. Yukami, K. Fukushima, K. Wakabayashi, Y. Ohya, A. Kuzuya, ACS Macro Lett. 2018, 7, 295–299.
3)関西大学 化学生命工学部 知能分子学研究室
- 16:30-17:10
「DNAオリガミを用いた反応場制御」
多田隈尚史(大阪大学)
- 17:10-17:30 総合討論
17:45-19:30 懇親会 (場所:ナレッジキャピタル北館タワーC 7階 都市活力研究所セミナールーム 参加費:\2,000)
申し込み方法:講演会の参加申込と同様です。
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員 無料 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000
キャンセルの場合、5月11日までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費、懇親会参加費、いずれもキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
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