近年医薬品業界においてはその生産性の低さを改善し、研究開発の効率化を進めようとする動きが活発に行われている。その例として大規模な投資からオープンイノベーションへの転換、医師中心から患者中心へ、治療薬提供はもちろんであるが患者のQOL実現も含めた取り組み、治療薬と診断薬、予防薬との組み合わせなどが挙げられる。大きな期待として挙げられるのがICTを用いた動きでビッグデータ、機械学習などへの取り組みである。欧米では既にGoogle、Apple、Amazonなどがメガファーマと協業してライフサイエンス分野に進出している。またpatients like meのように患者とその家族がSNSサイトを利用して情報交換を行っている。一方我が国においてはこの分野で大きく立ち遅れている。特に、医療データを統合して産業化にいかに役立てるかが大きな課題として残っている。本セミナーでは日本における法整備の現状と、今後患者中心の医療をどう実現していくか、またゲノム、オミックス情報をいかに標準化の下に統合していくか。製薬企業は今後どのような方向に向いて行くのかをご講演いただくことにしている。
日時: 2018年9月28日(金)13:00-17:00 場所: グランフロント大阪 ナレッジキャピタル(大阪市北区大深町3-1)
北館タワーC 7階 大阪イノベーションハブ世話人: 坂田恒昭(大阪大学・塩野義製薬)、山崎一人(大日本住友製薬)、 六嶋正知(塩野義製薬)
プログラム (講師が一部変更になりました)
- 13:00-13:10
始めに:坂田 恒昭(CBI学会関西部会副部会長)
- 13:10-14:10
【基調講演】「21世紀を考えるキーワード」
西川 伸一(京都大学)
- 14:10-14:40
「次世代医療基盤法について」
田中 謙一(内閣官房 健康・医療戦略室)
- 14:40-15:10
「ライフサイエンス領域におけるAI技術とデータマネージメント」
堂田 丈明(名古屋大学)
<15:10-15:25 休憩>
- 15:25-15:55
「医薬品開発におけるAI、ビッグデータの活用」
青島 健(エーザイ株式会社)
- 15:55-16:25
「未病社会に必要なプレシジョン・メディスン」
佐藤 孝明(島津製作所)
- 16:25-16:55
「パーソナルゲノム情報」
高野 誠大(AWAKENS)
- 16:55-17:00 総合討論
17:15-19:00 懇親会 (場所:ナレッジキャピタル北館タワーC 7階 都市活力研究所セミナールーム 参加費:\2,000)
申し込み方法:講演会の参加申込と同様です。
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員 無料 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000
キャンセルの場合、9月21日までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費、懇親会参加費、いずれもキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。終了しました。お問い合わせ
◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局 関西部会
TEL:078-803-6620 FAX:078-803-6621