近年,微細加工技術によって作成されたマイクロ流体デバイスに細胞を3次元的に配置し,組織及び臓器レベルの生理学的機能を再現しようとするOrgan on a chip(臓器チップ)と呼ばれる研究領域が世界的に急速な広がりを見せている。実際,Lung on a chipなどの様々な臓器チップが作成され,これまでのin vitro試験系では再現が困難であった細胞間相互作用や,血流といった機械的な環境を再現することが可能になっている。米国ではNCATS,日本においてもAMEDが中心となり,臓器チップの医薬品開発への応用を見据えた大規模な研究プロジェクトが開始されており,医薬品の効力・毒性予測を目指す包括的な取り組みが行われている。
本セミナーでは,最先端の流体デバイス開発による細胞・組織機能の再現の研究に取り組んでおられる先生方にご講演頂き,今後のチップ技術の創薬への応用や,他技術領域との連携の可能性や課題点について議論したいと考えている。
日時: 2019年1月18日(金)13:00-17:15 場所: グランフロント大阪 ナレッジキャピタル(大阪市北区大深町3-1)
北館タワーC 9階 VisLab OSAKA世話人: 植松直也(大塚製薬)、六嶋正知(塩野義製薬)、森浩禎(奈良先端大) 主催: CBI学会関西部会 共催: (公財)都市活力研究所、NPO法人バイオグリッドセンター関西
プログラム <<ご講演の順番が変更になりました>>
- 13:00-13:05
世話人挨拶
- 13:05-13:45
「臓器チップ開発の動向と目指すべき方向性」
藤田 聡史(産業技術総合研究所)
- 13:45-14:20
「マイクロ流体デバイスによる生体機能の再現」
鳥澤 勇介(京都大学白眉センター)
- 14:20-14:55
「臓器統合モデルと創薬への応用」
亀井 謙一郎(京都大学高等研究院物質−細胞統合システム拠点)
- 14:55-15:30
「機能的なオンチップ血管ネットワーク」
横川 隆司(京都大学大学院工学研究科)
<15:30-15:45 休憩>
- 15:45-16:20
「理研 立体器官培養エンジニアリングネットワークの取り組み」
森本 充(理化学研究所生命機能科学研究センター呼吸器形成研究チーム)
- 16:20-16:55
「血液脳関門(BBB)チップの可能性」
松崎 典弥(大阪大学大学院工学研究科)
- 16:55-17:15
パネルディスカッション17:30-19:30 懇親会 (場所:ナレッジキャピタル北館タワーC 7階 都市活力研究所セミナールーム 参加費:\2,000)
申し込み方法:講演会の参加申込と同様です。
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員 無料 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000
キャンセルの場合、1月11日までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費、懇親会参加費、いずれもキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
参加費が無料の方も、キャンセルの場合はなるべく早く にご連絡ください。こちらでシステムから取り消します。終了しました
お問い合わせ
◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局 関西部会
TEL:078-803-6620 FAX:078-803-6621