開催趣旨:
天然物は創薬の歴史の中で多大な貢献を果たしてきました。1928年のペニシリンの発見以降、これまでに多くの天然物または天然物由来の医薬品が創出されており、近年においても上市されています。2015年の北里大学特別栄誉教授大村智博士のノーベル生理学・医学賞受賞により、改めて天然物創薬への関心が高まっています。天然物は、人智の及ばないユニークな構造と強力かつ多様な生理活性を持つことから、創薬技術の飛躍的な進歩を遂げた現代においても変わらず、新規性の高い魅力的なリード化合物になることが期待されています。近年、構造決定の革命的な手法の開発など様々な技術の向上により、天然物の複雑な構造へのアプローチ方法が見出されています。今回の研究講演会では、天然物創薬の最前線でご活躍されている先生方に最新の研究をご講演して頂くことで、天然物創薬の可能性を再認識し、今後の天然物創薬の発展につなげたいと考えております。創薬に携わる多くの方々のご参加を御願いいたします。
日時: 2019年1月31日(木)13:30-17:30 場所: 東京工業大学キャンパスイノベーションセンター(CIC田町)
1階 国際会議室(東京都港区芝浦3-3-6)≫田町キャンパスマップ世話人: 粟飯原一弘(Meiji Seikaファルマ株式会社)、高橋一敏(味の素株式会社)、
徳良誠健(大正製薬株式会社)、片倉晋一(第一三共RDノバーレ株式会社)
プログラム
18:00 - 20:00 懇親会 (場所:CIC近くの飲食店 参加費:\5,000)
- 13:30 - 13:40 開会の挨拶
- 13:40 - 14:20
「天然物創薬の復権を期して~微生物間化学コミュニケーションの利活用~」
掛谷 秀昭(京都大学大学院薬学系研究科)
- 14:20 - 15:00
「結晶スポンジ法:天然物化学,創薬研究への応用」
藤田 誠(東京大学大学院工学系研究科)
- 15:00 - 15:40
「日本発の大村天然物による創薬研究」
砂塚 敏明(北里大学北里生命科学研究所)
<15:40 - 16:00休憩>
- 16:00 - 16:40
「天然物スクリーニングの魅力と問題点」
新家 一男(産業技術総合研究所 創薬基盤研究部門 最先端バイオ技術探究グループ)
- 16:40 - 17:20
「フェノタイプアッセイによる血管形成促進物質の探索」
高畑 由紀(第一三共RDノバーレ株式会社 合成化学研究部 天然物グループ)
- 17:20 - 17:30 総括
講演会参加費参加申込み:
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員 無料 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000
キャンセルの場合、1月24日までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費、懇親会参加費、いずれもキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
参加費が無料の方も、キャンセルの場合はなるべく早く にご連絡ください。こちらでシステムから取り消します。終了しましたお問い合わせ◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
TEL:03-6890-1087