開催趣旨:
2012年に行われたMerckのMolecular Activity Challenge以降、ライフサイエンス分野でもビッグデータや深層学習の活用に向けて盛んな取り組みがなされるようになりました。 一方、近年では識別モデルだけではなく生成モデルに関する研究が急速に進み、特にここ数年で化合物を提案する人工知能(AI)が実用化されつつあります。さらに合成経路探索に関してもビッグデータや強化学習を取り入れ、その予測精度が向上しています。これらのことから今後はメディシナルケミストの重要な仕事である「構造」と「合成経路」のデザインというクリエィティブな領域においてもAIが進出し創薬プロセスの変化や加速化が進むと考えられます。 本講演会ではこうした状況を踏まえ、メディシナルケミストリーの観点からAIを取り上げてその最新の状況を第一線でご活躍の4名の先生方にご講演頂くと共に、今後のAI創薬、特にメディシナルケミストリーへの応用の現状について情報共有し、議論する場としたいと考えています。
日時: 2019年3月26日(火)13:20-17:40 場所: 東京大学山上会館2階 大会議室(東京都文京区本郷7-3-1) 世話人: 大川 和史(旭化成ファーマ株式会社)、相良 武(大鵬薬品工業株式会社)、大槻 幸恵(大鵬薬品工業株式会社)、狩野 敦(株式会社モルシス)、石川 誠(日産化学工業株式会社)
プログラム
- 13:20 - 13:45
「はじめに;メディシナルケミストリーにおけるAIの現状」
大川 和史(旭化成ファーマ株式会社)
- 13:45 - 14:35
「The challenge for Augmented Medicinal Chemistry」
芹沢 貴之(旭化成ファーマ株式会社)
- 14:35 - 15:25
「CAS が提供する SciFinder-n における合成ルート予測機能」
上野 京子(一般社団法人化学情報協会)
<15:25 - 15:40 休憩>
- 15:40 - 16:30
「化学構造式を読み解く説明可能なメドケムAI」
藤 秀義(アステラス製薬株式会社)
- 16:30 - 17:30
「Artificial Intelligence in Medicinal Chemistry – Current status at AstraZeneca」
Thierry Kogej(AstraZeneca)
- 17:30 - 17:40
「総括」
18:00 - 20:00 懇親会 (場所:東京大学伊藤国際学術研究センター内 レストラン「ファカルティクラブ」 参加費:\5,000)
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員 無料 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000
キャンセルの場合、2019年3月19日までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費、懇親会参加費、いずれもキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
参加費が無料の方も、キャンセルの場合はなるべく早く にご連絡ください。こちらでシステムから取り消します。終了しましたお問い合わせ◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
TEL:03-6435-0458