開催趣旨:
スーパーコンピュータ「京」やその次世代機に代表されるように近年の計算機性能の向上は目覚ましく、これに伴って分子シミュレーションの創薬や新材料創出における重要性と期待はますます増してきております。しかしながら、分子シミュレーションを含む計算科学が新たなステージに移行するためには、いくつかの重要課題があります。例えば、生体高分子や合成高分子は非常に長いタイムスケールを持つため、大きな構造変化に対する時間発展を効率よく取り扱うための手法の開発や、分子間の相互作用を正確に記述する必要があります。このような現状の中で、近年、理論・実験・計算科学に続く第四の手法として、AIやデータ駆動型シミュレーションなどのデータサイエンスが脚光を浴びており、計算科学との組み合わせによって大きなブレークスルーが生まれる可能性が期待されております。 本研究講演会では、分子シミュレーション技術のステージアップに向け、AIや機械学習、高精度力場、データ駆動型シミュレーションに関する研究に取り組まれている先生方をお迎えして講演して頂くと共に、分子シミュレーション技術の新たなる展望について議論したいと考えております。創薬研究をはじめ分子シミュレーションに係る多くの方々のご参加をお待ちしております。
日時: 2019年7月16日(火)13:30-17:40 場所: 東京工業大学キャンパスイノベーションセンター(CIC田町)
1階 国際会議室(東京都港区芝浦3-3-6)≫田町キャンパスマップ世話人: 谷村 直樹(みずほ情報総研株式会社)、奥田 歩(興和株式会社)、川上 智教(東レ株式会社)
プログラム
- 13:30 - 13:35
はじめに
- 13:35 - 14:20
「機械学習による分子動力学シミュレーションの高速化と結果の解析」
泰岡 顕治(慶應義塾大学)
- 14:20 - 15:05
「機械学習を用いた高精度分子力場の構築に向けて」
加藤 幸一郎(みずほ情報総研株式会社)- 15:05 - 15:50
「リガンド結合自由エネルギー計算への応用を指向した高精度力場の開発」
市原 収(シュレーディンガー株式会社)
<15:50 - 16:05 休憩>
- 16:05 - 16:50
「データ駆動型分子動力学シミュレーションに立脚した効率的タンパク質構造サンプリング手法の開発」
原田 隆平(筑波大学)
- 16:50 - 17:35
「人工知能・分子シミュレーションを活用した酵素高機能化」
亀田 倫史(産業技術総合研究所)
- 17:35 - 17:40
おわりに18:00 - 20:00 懇親会 (場所:CIC近くの飲食店 参加費:\5,000)
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員 無料 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000
キャンセルの場合、2019年7月9日までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費、懇親会参加費、いずれもキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
参加費が無料の方も、キャンセルの場合はなるべく早く にご連絡ください。こちらでシステムから取り消します。終了しましたお問い合わせ◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
TEL:03-6435-0458