開催趣旨:
ABO 式やルイス式の血液型を分類する要素として古くから知られている糖鎖は、核酸、タンパク質に続く第3の生命鎖といわれている。糖鎖は、タンパク質の物性改良や標的細胞種の識別、感染やがん化のバイオマーカー、あるいは DDS や薬剤への応用といった点に於いて重要な役割を果たしていることが最近になって明らかにされ、糖タンパク質の構造解析や質量分析技術の進展、モダリティの多様さと相まって、ますます注目度が高まっている。また、平成28年度からは AMED により「糖鎖利用による革新的創薬技術開発事業」が開始され、さらには、ベンチャー と大手製薬企業間で糖鎖を利用した新たながん治療法に関するライセンス契約が締結されるなど、世界的に糖鎖に関わる研究活動が活発化しており、その機能解明は今後の創薬戦略に大きな影響を及ぼすと考えられる。そこで本講演会では、重要性が増す糖鎖に着目し、特に構造解析や基礎的な部分に焦点を当て、その興味深い点を明らかにし、そのうえで今後の研究進展の方向性を議論する。
日時: 2019年11月27日(水)13:30-17:40 場所: 東京工業大学キャンパスイノベーションセンター(CIC田町)
1階 国際会議室(東京都港区芝浦3-3-6)≫田町キャンパスマップ世話人: 前野恭一(アステラス製薬株式会社 )、近田千春(オープンアイジャパン株式会社)
安藤尚基(杏林製薬株式会社)連絡先: お問い合わせは、下記メールまたはTELにお願いいたします。
*会場への直接のご連絡はご遠慮ください。
TEL: 03-6434-0458 (情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局)
プログラム
- 13:30 - 13:35 はじめに
- 13:35 - 14:20
「糖鎖構造解析の基礎とその実際」
山口 芳樹(東北医科薬科大学)
- 14:20 - 15:05
「MALDI-MSによる糖鎖多様性の解析」
天野 純子(野口研究所)
- 15:05 - 15:50
「NGLY1 欠損症-その多様な病態発現メカニズムと治療戦略」
鈴木 匡(理化学研究所)
<15:50 - 16:05休憩>
- 16:05 - 16:50
「新たなモダリティーとしてのレクチンー薬剤複合体の可能性」
舘野 浩章(産業技術総合研究所)
- 16:50 - 17:35
「がん特異的糖鎖修飾による構造認識抗体の開発とその臨床応用」
加藤 幸成(東北大学大学院)
- 17:35 - 17:40 おわりに
18:00 - 20:00 懇親会 (場所:CIC近くの飲食店 参加費:\5,000)
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員 無料 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000
キャンセルの場合、11月20日までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費、懇親会参加費、いずれもキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
参加費が無料の方も、キャンセルの場合はなるべく早く にご連絡ください。こちらでシステムから取り消します。受付を締め切りましたお問い合わせ◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
TEL:03-6435-0458