開催趣旨:
現在、Human Cell Atlas計画と呼ばれる、ヒトの体を構成する全細胞のカタログ化を目指す野心的な国際プロジェクトが、欧米を中心に進行中である。本プロジェクトは、各細胞の時空間的情報と遺伝子発現プロファイル(RNA-Seq)を統合し、周辺細胞との関係性の中でその分子状態の定義を試みることから、病態の理解や治療法開発に大きく貢献するものと期待されている。一方、日本においても、JSTの新規プロジェクトとして、革新的な計測・観察技術とデータ解析手法・理論の構築により、多細胞間での時空間的相互作用の理解を目指す領域が立ち上がりつつある。
本セミナーでは、異なる最先端の技術を用いて1細胞解析を推進されている先生方から、1細胞解析の最新の知見をご紹介頂くとともに、結果を如何にして生命現象の理解や創薬に繋げていくかを議論したい。また、国内外で1細胞解析から多細胞解析へのパラダイムシフトが起こりつつある中で、細胞アトラスや多細胞解析においてどのようなブレークスルーが期待できそうか、日本としてどのように独自性を出していくべきかを議論できればと考えている。
日時: 2020年1月24日(金)13:00-17:30 場所: グランフロント大阪 ナレッジキャピタル(大阪市北区大深町3-1)
北館タワーC 9階 VisLab OSAKA世話人: 六嶋正知(塩野義製薬)、藤渕航(京都大)、森浩禎(奈良先端大) 主催: CBI学会関西部会 共催: (公財)都市活力研究所、NPO法人バイオグリッドセンター関西
プログラム
- 13:00-13:05
世話人挨拶
- 13:05-13:45
「国際プロジェクトHuman Cell Atlasの全体概要」
藤渕 航(京都大学 iPS細胞研究所)
- 13:45-14:15
「JST細胞解析プロジェクトについて」
川口 哲(科学技術振興機構(JST)戦略研究推進部)
- 14:15-14:55
「1細胞解析のバイオインフォマティクス」
松田 秀雄(大阪大学情報科学研究科)
<14:55-15:10 休憩>
- 15:10-15:50
「1細胞トランスクリプトーム手法と炎症細胞解析への適用」
橋本 真一(和歌山県立医科大学)
- 15:50-16:30
「単一細胞核酸解析に基づく血中循環腫瘍細胞のキャラクタリゼーション」
吉野 知子(東京農工大学生命工学科)
- 16:30-17:10
「1細胞・1分子の機能を可視化する蛍光プローブ」
菊地 和也(大阪大学工学研究科)
- 17:10-17:30
総合討論17:45-19:15 懇親会 (場所:ナレッジキャピタル北館タワーC 7階 都市活力研究所セミナールーム 参加費:\2,000)
申し込み方法:講演会の参加申込と同様です。
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員 無料 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000
キャンセルの場合、1月17日までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費、懇親会参加費、いずれもキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
参加費が無料の方も、キャンセルの場合はなるべく早く にご連絡ください。こちらでシステムから取り消します。終了しました
お問い合わせ
◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局 関西部会
TEL:078-803-6620