開催趣旨:
核酸(オリゴヌクレオチド)を基本骨格とする核酸医薬は、遺伝子発現を介さずに疾患の原因となるDNAやRNA、あるいはタンパク質に直接作用することで病態を改善、ないし治癒につなげることが期待される医薬品である。核酸医薬は抗体医薬と同様に高い特異性と有効性が期待される一方で、低分子化合物のように化学合成により製造することができることから、低分子創薬や抗体医薬に続く、これまで治療が難しかった遺伝性疾患や難治性疾患に対する新しい創薬モダリティとして注目を集めている。これらの利点を生かして、現在までに全世界で上市・承認された医薬品は8品目に達し、その種類もスプライシング制御型アンチセンス、ワクチンとしてのCpGオリゴ、ギャップマー型アンチセンス、siRNAと多岐に渡る。加えて、多数の企業が産学連携等を踏まえて実用化研究や臨床研究を実施中であり、今後飛躍的な市場規模拡大が予想されている。
本講演会ではこうした状況を踏まえ、核酸医薬の基礎研究から臨床研究までを産官学それぞれでご活躍の6名の先生方にご紹介いただく予定である。前回取り上げた第384回講演会から約3年の間にもさまざまな技術が生まれ続ける核酸医薬研究の最前線を学び、多くの方と議論する機会としたい。
日時: 2020年2月21日(金)13:20-17:35 場所: 東京工業大学キャンパスイノベーションセンター(CIC田町)
1階 国際会議室(東京都港区芝浦3-3-6)≫田町キャンパスマップ世話人: 今枝 泰宏(武田薬品株式会社)、熊澤 啓子(帝人ファーマ株式会社)、
緑川 淳(株式会社ワールドフュージョン)、石川 誠(日産化学株式会社)連絡先: お問い合わせは、下記メールまたはTELにお願いいたします。
*会場への直接のご連絡はご遠慮ください。
TEL: 03-6434-0458 (情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局)
プログラム
- 13:20 - 13:25 はじめに
- 13:25 - 14:05
「核酸医薬の有効性と安全性を向上させる分子技術の開発」
和田 猛(東京理科大学)
- 14:05 - 14:40
「立体構造情報を活用した核酸医薬品のデザイン」
近藤 次郎(上智大学)
<14:40 - 14:55休憩>
- 14:55 - 15:30
「第一三共における核酸医薬の研究開発」
小泉 誠(第一三共株式会社)
- 15:30 - 16:05
「核酸医薬のための分子デザイン」
阿部 洋(名古屋大学)
<16:05 - 16:20休憩>
- 16:20 - 16:55
「核酸医薬の体内動態制御・DDSに関する最近の動向」
西川 元也(東京理科大学)
- 16:55 - 17:30
「デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対する核酸医薬品開発の最新知見」
青木 吉嗣(国立精神・神経医療研究センター)
- 17:30 - 17:35 おわりに
18:00 - 20:00 懇親会 (場所:CIC近くの飲食店 参加費:\5,000)
中止としました。
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員 無料 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000
キャンセルの場合、2月14日までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費、懇親会参加費、いずれもキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
参加費が無料の方も、キャンセルの場合はなるべく早く にご連絡ください。こちらでシステムから取り消します。
終了しました。お問い合わせ◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
TEL:03-6435-0458