開催趣旨:
創薬研究において、X線結晶構造解析やNMRなどを用いたタンパク質立体構造解析は、理論的な分子設計を可能にし、創薬プロセスの加速化と効率化をもたらしています。特に、クライオ電子顕微鏡によるタンパク質やその複合体の単粒子解析は、結晶化の難しい膜タンパク質やフレキシブル領域の多いタンパク質に対しても有効な手法で、近年の技術革新により、構造解析事例も急増しています。その様な状況下、国内外の製薬各社もクライオ電子顕微鏡を活用した創薬研究を加速しつつあり、今後、創薬に必要不可欠な基盤技術となることが期待されます。本講演会ではこうした状況を踏まえ、現場目線での創薬研究への活用という観点から、クライオ電子顕微鏡の実用化の最新状況を、製薬企業・アカデミアの第一線でご活躍の先生方にご講演頂くと共に、今後の産業利用に向けた課題、将来展望について皆様と議論する場としたいと考えています。
日時: 2021年03月05日(金)13:30-17:30 場所: オンライン配信(Zoomウェビナー使用) 世話人: 大槻 幸恵(大鵬薬品工業株式会社)、黒野 昌邦(小野薬品工業株式会社)、 近田 千春(オープンアイ・ジャパン株式会社)、佐藤 秀行(シュレーディンガー株式会社) 連絡先: お問い合わせは、下記メールまたはTELにお願いいたします。
TEL: 03-6434-0458 (情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局)
プログラム
- 13:30 - 13:35 開会の挨拶
- 13:35 - 14:20
「クロマチン転写のCryo-EM解析~構造生物学のフロンティアとそれを支える技術基盤~」
江原 晴彦(理化学研究所)
- 14:20 - 15:05
<15:05 - 15:15休憩>
「産業用酵素開発におけるクライオ電顕の活用~酵素を用いたオンサイトアミノ酸分析法の開発~」
山口 浩輝(味の素株式会社)
- 15:15 - 16:00
「Cryo-EMによって明らかになった動的な脂質輸送機構の解明とCryo-EMを用いた創薬応用の可能性」
平泉 将浩(田辺三菱製薬株式会社)
- 16:00 - 16:45
<16:45 - 16:55休憩>
「Modeling Ligands into Single Particle Cryo-EM Potentials」
市原 収(シュレーディンガー株式会社)
- 16:55 - 17:25
パネルディスカッション
- 17:25 - 17:30 閉会の挨拶
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員 無料 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000
キャンセルの場合、2月26日までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費のキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
参加費が無料の方も、キャンセルの場合はなるべく早く にご連絡ください。こちらでシステムから取り消します。終了いたしましたお問い合わせ◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
TEL:03-6435-0458